前回は「追加制裁」の話でした。

米国が、プーチン露大統領の娘・近親者への制裁に踏み切りました。
対して、ロシアは後退し、キーウ周辺から撤退している状況です。
当初の想定が完全に覆ったプーチン露大統領。
モスクワにおいて対独戦勝を祝う5月9日になんらかの発表を行うとみられています。
そして、ロシアが「何を持って戦果とするか」を考えていると思われます。

この中、ゼレンスキー大統領は欧米などの諸国に対して、もっとロシアに対する制裁を強化するように強く求めています。
甚大な被害を受けているウクライナですが、ロシアに対する反撃が功を奏しているのは地図から明らかです。

一月の間にウクライナ軍が大きく巻き返しているのが明白です。
多数の民間人の遺体が路上に放置されているブチャの状況が明らかになりました。
ボロディヤンカの状況は、さらに上回る凄惨極める状況と見られます。
ロシアに対し、非常に強い姿勢を貫く英国。

ついに、

ウクライナへ、
装甲車提供!
という話が出ました。
これまで、極めて強い制裁を主導してきた英国。
MI6などの情報機関の諜報・情報も提供し、一部の武器提供も行なっていると見られます。
ところが、「装甲車提供」となると、これまでと状況が一変します。


英軍兵士がウクライナ軍に加わらないまでも、「英軍装甲車がウクライナ軍に」ということ。
それは、「半ば英軍がウクライナ軍に明確に加担」ということになります。
もし、実際に提供された英軍装甲車をウクライナ軍が運用して戦い、英軍が不在であっても、ロシアにはプレッシャーです。
ロシア軍としては、英軍装甲車を攻撃することには「非常に大きな躊躇い」があるでしょう。
プーチン露大統領は



まさか英国が、
ここまでやってくるとは・・・
と、唇を噛む思いでしょう。
憲法で、武力行使は全く出来ない日本。
実際に最新兵器で戦い、多数の死者が出ている戦場に対しては、口のはさみようがありません。
択捉島などの島々を、ロシアに75年以上実効支配されている日本。
択捉島は淡路島などの島より、遥かに大きな島でもあります。
この時こそ、日本もまた、ハッキリ諸外国に打ち出すべきと考えます。
ゼレンスキー大統領の求める「明確なウクライナ支援と確実なロシア封鎖」を。