前回は「AUKUS」の話でした。

国連で演説したゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻に関して

第二次世界大戦以降で
最悪の犯罪だ!
と、はっきり言いました。
さらには、



行動しなければ、
国連の意味がない!
と、まで主張しました。
これは「もっともな意見」で思っていても、なかなか公の場で言うことは出来ません。
「一線を超え続ける」プーチン大統領に対して、「一歩も二歩も踏み込む」発言をハッキリと主張するゼレンスキー大統領。


国連では常任理事国5カ国の一つであるロシアに拒否権があります。
そのため、重要決議はロシアの拒否権で潰されてしまいます。
戦争のような極めて重大事項は、「当事者は投票権なし」とすべきでしょう。
これではゼレンスキー大統領の言う通り、「機能しないなら存在価値はない」です。
「路上で複数の遺体が横たわっている」衝撃的な写真が、BBC/MAXARによって公開されています。
当初から反ロシア急先鋒の英国は、非常に強い追加制裁に踏み切りました。







Putin大統領の
「軍事資金の6割」を凍結!
と、トラス英外相が発表しました。
英国は、さらに一歩踏み込み「ズベルバンクの資産凍結」を強行しました。
「米国と協調して実施」と発表ありました。
一方で、一日前の5日には米国は「ズベルバンクも対象になる可能性あり」に留めていました。
これは英国の「極めて強い要請」に米国が応じたと考えられます。
欧州で活発に国家元首・外相と会談するトラス英外相は、「反ロシア包囲網」の中心人物とも言えます。
そして、ジョンソン英首相は米欧の中心として、世界を引っ張っています。
ロシア国民に対してロシア語で



あなたたちの大統領は、
戦争犯罪の罪に問われている!
とハッキリ言いました。
対して、日本では茂木幹事長が
戦争犯罪者と
呼んでもいい・・・
と発言しました。
日本語のニュアンスとしては、「戦争犯罪者だ」と「言っているに等しい」のですが、なんとも弱い。
自国の立場を鮮明にして、ハッキリと発言するジョンソン英首相・トラス英外相と比較する時。
この発言は、「言う意味がない」ほど価値のない発言です。
北方領土を75年以上「無断占領されている」日本。
本来、林外相がもっとハッキリした主張を国際社会にすべきですが、彼には期待できそうにありません。
せめて、岸田首相には、もっと強い姿勢を打ち出して「日本はこう考えている」と発信して欲しいと思います。