前回は「日印関係」の話でした。

ロシアによるウクライナ侵攻開始から26日が経過しました。
ロシアの激しい攻撃が続いている中、ゼレンスキーウクライナ大統領は「最後通告には屈しない」姿勢を鮮明にしています。

プーチン露大統領の非常に高圧的な要求に、応じる様子を全く見せないゼレンスキー大統領。
プーチン大統領は「要求は下げない」立場を鮮明に出しています。

ロシアのこれまでの歴史・国柄を考えるとき、わかることがあります。
それは、「要求を相手が拒否したから、妥協する」という選択肢が「そもそも存在しない」とも言えます。
仮に「妥協する」としたら、「ロシアが敗北する」など「止むに止まれぬ状況」しかありません。
こうなると「もう交渉にならない」状況です。
危機感を強めている欧州は、経済制裁を強めながらも、独仏首脳は必死にプーチン露大統領と交渉を続けています。
中でも、マクロン仏大統領が、かなり力を入れてプーチン大統領と交渉を続けています。

これは、大統領選が近いこともありますが、「欧州の大国」としての威信・力・プライドに期待したいと思います。
マクロン仏大統領とプーチン露大統領は、今年の2月に会談しています。

かなり大きなテーブルで「両者の距離感」が強調されているかのような会談です。
「これで相手の声が聞こえるのか」と思ってしまう距離ですが、通訳が入ることもあり、マイクで会談したのでしょう。
3月22日にも二人は電話階段を続け、「交渉妥結条件」を模索しています。
当初想定よりも大きく予定が変わってしまったプーチン露大統領。
プーチン大統領自身、

我がロシアと私の
プライド・メンツを保つためには・・・



国内情勢を考えて、
どの程度が妥結条件か・・・
が、なかなか判断がつかない状況です。
米英が経済的圧力を加え、英国は強硬姿勢を堅持しています。
その中、仏独が



この辺りで
やめてもらわないと・・・



もう取り返しが
つかないところまでいってしまう・・・
と、プーチン大統領を説得していると思われます。


ゼレンスキー大統領も若いですが、交渉にあたる主要国首脳の中でダントツに若いマクロン仏大統領。
経験は浅く、プーチン大統領からみたら「ヒヨッコ」でしょう。
若さゆえのパワーと様々な栄光あるフランスという国家のパワーに期待し、停戦交渉がまとまることを願いたい。
我が国は・・・・・ロシアに「北方領土交渉中断通知」を受け、反論するもプーチン大統領から



Japanは、
どうでも良いから引っ込んでろ!
と、思われている状況。
ここで、賢く国際政治を乗り切って、
Japanが、
ああいうことをやるとは!
と、世界を驚かせるような戦略を着々練って、実行して欲しいと思います。
それは、「ないものねだり」なのかもしれません。