前回は「ロシアの姿勢 2」の話でした。
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米軍の強力な支援を受けているウクライナ軍。
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ロシア軍への反撃を強めていますが、クリミア半島でも反撃を開始しました。
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2014年に「クリミア併合」したロシアにとっては、クリミアは「ウクライナ戦争前からのロシア領」です。
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制圧地域を拡大し続けてきたロシア軍にとって、「従前からの領土」の確保は、絶対譲歩できません。
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この中、マクロン大統領との会談後に、プーチン大統領は「ザポリッジャ原発のIAEA査察受け入れ」を表明しました。
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ウクライナの反撃を受けて、「ロシア側の譲歩の姿勢」とも取れます。
「約束を反故にする」のが平気なロシアが、履行するかは不透明です。
膨大なエネルギー資源を有するロシアは、各国、特に欧州との駆け引きを続けています。
ガスプロムは、「今月末から3日間、ノルドストリームを保守点検のために停止」と発表しました。
ドイツ側は「保守点検は不要」としており、ロシアによる「欧州への揺さぶり」と考えられます。
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今年の冬の「ロシアからの天然ガス供給停止」の可能性に怯える欧州。
その欧州に対して、「停止する可能性」を明確に示したロシア。
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ロシアは日本に対しても、揺さぶりを続けています。
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サハリン2の新会社が登記・正式始動し、三菱商事・三井物産などに「従前同様の契約」を要求しています。
正確な契約内容は明らかになっていませんが、日本の会社にとっては、「突然事業主体が変わる」という異例の事態。
他になす術がない日本の会社は、「ロシアの要求を呑む」と考えられます。
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米国は、ウクライナに更なる追加軍事支援を発表しました。
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ロシアに対して、レイズを続ける米国の強気の姿勢。
今年に入って、IT会社の不振が続き、2023年にリセッションに入る可能性が指摘されている米国。
それを払拭するかのように、規模の大きな支援を立て続けに行い、世界を牽引しようとしています。
ドル高が続く中、ダウ・ナスダックともに、調整しながら徐々に回復すると考えます。