ロシアと欧州の駆け引き〜ノルドストリーム・ロシア産エネルギー〜|露ウクライナ侵攻

前回は「続くロシアの猛攻」の話でした。

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

ロシア産天然ガスなどのエネルギー供給で、揺さぶりをかけ続けるロシア。

「供給停止」の危機の可能性があった、ノルドストリーム1。

ドイツへガス供給再開し、ロシアは供給を止める暴挙には出ませんでした。

ロシアから欧州へのパイプラインを見てみると、いかにウクライナ経由が多いか分かります。

それだけに、今回のロシアのウクライナ侵攻は、欧州の未来に甚大な影響をもたらします。

ウクライナに滞留していた、穀物の輸出再開が決定しました。

Recep Erdoğanトルコ大統領(Wikipedia)

これは、最近直接会談したプーチン大統領とエルドアン大統領の間で、話し合われた結果と思われます。

全体的に、緊張緩和の兆しを見せていますが、まだロシアと欧州の駆け引きが続きます。

英国MI6のムーア長官は、「ロシアが数週間で力尽きる」と発言しました。

世界屈指の情報機関であるMI6長官の発言だけに、信憑性が高いです。

強気のロシアは、更なる軍事侵攻を匂わせています。

ロシアによるウクライナ侵攻は、もうすぐ4ヶ月になります。

MI6ムーア長官によると、「ロシア軍死者は、15,000人以上」と伝えており、ロシアもかなり厳しい状況にあります。

英国新首相の決選投票が、スーナク前財務相とトラス外相で行われ、16万人の保守党員が投票します。

Rishi Sunak元財務相

結果は、9月5日に発表となります。

長期に渡り、非常に綿密に党首(首相)を決めてゆく英国の選抜システム。

Elizabeth Truss英外相(Wikipedia)

いずれも、非常に力量の高い実力者だけに、接戦が予想されます。

財政・ウクライナのみならず、欧州で続く異常気象に対する具体的指針も、議論していただきたいと思います。

新地球紀行

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