英国の未来 9〜エリザベス女王の国葬・大英帝国を彷彿とさせる儀式・英国の威信と世界・揺らぐ米国経済と株価・余裕がある対米投資〜|世界情勢

前回は「スナク元財務相の慎重な方針と姿勢」の話でした。

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エリザベス女王の国葬

Queen Elizabeth II(Wikipedia)

9月19日に執り行われる、エリザベス女王の国葬。

世界中から多数の元首が参列するとみられ、史上最大規模になります。

安全上の理由等から、「招待者非公表」の英国。

手書きの招待状が約1,000枚作成され、送付されました。

「手書き」に英国の国家としてのプライド・誇りを感じます。

「招待者」に関しては、様々な憶測がありますが、「英国政府がしっかり選定」している姿勢が明確です。

大英帝国を彷彿とさせる儀式:英国の威信と世界

Elizabeth Truss英新首相(Wikipedia)

かつて世界一を誇り、世界中に領土を持っていた大英帝国を彷彿とさせる儀式となりそうです。

1921年の大英帝国の版図(Wikipedia)

100年前には、広大な領土を保有していた英国。

現代の日本とは異なり、戦略的発想が鋭い欧州各国。

その政治・外交には「未来を見据えた姿勢」が明確です。

その「極めて戦略的発想」の欧州の中でも、ダントツに未来志向・戦略的発想が強い英国。

左上から時計回りに Adolf Hitler独総統、Winston Churchill英首相、Franklin Roosebelt米大統領、東條英機首相(Wikipedia)

第二次世界大戦では、「欧州全土がほぼドイツ・枢軸国」となる中、英国は本土を守り切りました。

1941年ヨーロッパ・アジア支配圏(歴史人2021年8月号 ABCアーク)

欧州は非常に厳しい状況にある中、英国は新たな決意で、国家としての強さを発揮してゆくと考えます。

揺らぐ米国経済と株価:余裕がある対米投資

Joe Biden米大統領(Wikipedia)

米国株式は再び下落し、欧州株は下げたまま落ち着いた状況です。

FRBが「0.75~1%の利上げ」実施の見込みの中、急激な利上げへの懸念が強いです。

米国では科学技術分野などの、対米投資の監視強化を発表しました。

これは米国の技術保護ですが、「監視強化」するほど「対米投資に余裕」があるのでしょう。

今年10月くらいまでは、波乱含みの米国株ですが、年末にかけ復調してゆくと考えます。

新地球紀行

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