MENU

英国の未来 7|世界情勢

前回は「英国の未来 6」の話でした。

The Sun’s Showdown: The Fight for No.10

間もなく来月9月5日に決定する、英国新首相=保守党党首。

世界的に、LNGなどのエネルギー価格が高騰し、英国では「光熱費上限を80%引き上げ」が決定しました。

「80%引き上げ」という尋常ならざる事態に対して、新首相がどのように対応するのか、が問われています。

Rishi Sunak元財務相

「困窮する世帯への追加支援策」の明示を求められているスナーク元財務相・トラス外務相。

Elizabeth Truss英外相(Wikipedia)

これまでも様々な憶測がありましたが、この「追加支援策」次第で、党首選の結果が変わる可能性があります。

今月末に、「保守点検」で「ノルドストリーム2停止」を発表しているロシアのガスプロム。

Scholz独首相(Wikipedia)

カナダなどからのLNG等エネルギー輸入を急ぐドイツですが、エネルギー供給を急速に変えるのは不可能です。

ノルドストリームによる供給が回復しない場合、ドイツは今年の冬にも非常に困難な事態となる見込みです。

欧州全体が、天然ガス価格高騰・ガス不足による「恐ろしい冬」に怯えている状況です。

FRBのパウエル議長の講演後に、大きく下げた米株価。

欧州株価も下げる一方で、英独仏各国で「コロナ前」の株価より下げています。

米国・日本も「下げている」とはいえ、「コロナ前」より7~10%程度上げています。

日本株の上昇は「円安の影響」も大きいです。

コロナ前に、1ドル=約108円だった対ドル相場は、1ドル=138円程度と「30%近く下落」しています。

英国ポンドは、コロナ前に「1ドル=約0.77ポンド」だったのが、最近は「1ドル=約0.85ポンド」と10%ほど下落しています。

同様にユーロも対ドルで、10%程度下落しています。

この中、支援策に悩む英国新首相。

あまりに追加支援等を大きくすると、ポンドが更に下落する可能性もあります。

新首相の力量が試されますが、当面は「国民生活最重視」の方針となるでしょう。

目次
閉じる