子どもにとっての駄菓子屋さんの世界〜激減した小売店と駄菓子屋さん・駄菓子屋と子ども・実際に自分でモノを選んで買う体験〜|教育問題

前回は「国家元首は自らのカラーを強く打ち出そう!3」の話でした。

目次

激減した小売店と駄菓子屋さん

駄菓子店(新地球紀行)

今回は、駄菓子屋さんの話です。

僕たちが子供の頃は、駄菓子屋さんがたくさんあって、都内では小学校の近くにあることが多かったです。

少子化やネットの発展などもあり、小売店はだいぶ減ってしまいました。

経産省によると、駄菓子屋さんを含む「菓子小売業」は、この20年間で70%減少したそうです。

かなり減ってしまった実感はありましたが、ここまで減少しているとは思いませんでした。

とても残念に思います。

100円持っていたら、かなり嬉しくてたくさん買えました。

駄菓子(新地球紀行)

友達と一緒に10円玉握りしめて、うまい棒や小さなチョコを買ったりして、楽しかった思い出は誰しもあると思います。

500円玉持っている友人がいたりすると、とんでもない大金を持っているように感じたものです。

長年「10円」をキープしていた「うまい棒」は、インフレの影響もあり、ようやく12円などに値上がりしました。

長年「10円」だった、子どもたちのホープである「うまい棒」。

これはこれで嬉しいのですが、30年間値段が変わらないというのは、日本のデフレならではで、複雑な気持ちになります。

本当は、価格は15円くらいがちょうど良いように思います。

駄菓子屋と子ども

駄菓子店(新地球紀行)

70%も減少してしまった駄菓子屋さん。

たまたま近くを子供と散歩していたら見つけて、それ以来子供とよく行っています。

小さなお店ですが、駄菓子はもちろん、コマやメンコなどの貴重なおもちゃまであって、大人も楽しめます。

コロナで遠出できなくなってしまったので、昨年から子供と一緒に街を「探検」しています。

ガチャガチャも、たくさんあって楽しいです。

この駄菓子屋さんは、たまたま子供と一緒の「まち探検」で見つけました。

年配の店主がいらして、子どもにもよく話しかけてくれて、大人も子供も面白いです。

2,3名の小学生グループがやってきて、駄菓子を買ったり、ガチャガチャをして楽しんでいます。

実際に自分でモノを選んで買う体験

「ある予算内で自分でモノ(お菓子・ガチャガチャ・おもちゃ)を選んで買う」という体験。

子どもにとっては、とても貴重な機会だと思います。

その過程で駄菓子屋の店主の方と色々とやりとりすることは、小さな子供にとって非常に大事なことです。

特に、昭和末期に核家族化が急速に進んで、今や「核家族が普通」となった首都圏等では。

小さな子供が「年配の方と直接話す」ことは、貴重かつ大事な体験です。

「駄菓子屋さんは、もっともっと増えて欲しい」と思います。

新地球紀行

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