残念な日本の政治家の記者会見〜上は向かなくても前を向く姿勢の欠如・「上を向いて歩こう」の歌〜|意思伝達のポイント1・国際政治

前回は「国家元首は自らのカラーを強く打ち出そう3」の話でした。

目次

「上を向いて歩こう」の歌

左上から時計回りに、Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領、Joe Biden米大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席、Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

ここで、国家元首たる我が国の首相には、是非とも「独自カラーを出して欲しい」ことを書きました。

今回は、政治家や官僚の方々の会見などにおける、「話し方」の話です。

上を向〜いて・・・
歩こ〜う・・・

日本人なら誰でも知っている、坂本九さんの「上を向いて歩こう」です。

海外では「Sukiyaki」という名前ですが、一定の知名度があります。

大抵の日本人は、この歌が好きです。

残念な日本の政治家の記者会見:上は向かなくても前を向く姿勢の欠如

加藤官房長官(TBS)

ところで、日本の政治家や官僚が会見するときに、暗澹たる気持ちになるのは僕だけでしょうか。

いつも下を向いています。

ず〜っと下を向いて、

日本政府としては、
〜に対しては・・・

用意された原稿を読んで、

〜と考えており、
各大臣で緊密に連携しながら、

時々上を向いて、

〜が大事だと
考えております。

またず〜っと下向いて原稿読みます。

「各大臣が緊密に連携する」のは当然のことであり、発表する必要がないことです。

〜のことを
遺憾と考え、・・・

終わる頃に、ようやく顔をあげて、

〜です。

みたいに終わります。

オリンピックの時の橋本元大臣も、いつも下向いていた印象です。

官僚の方は、あまり表にでる立場でもないので、下を向くことが多くても良いと思います。

「なんらかのメッセージを発すること」は政治家の大事な仕事の一つだと思います。

政治家の皆様には、ぜひ上は向かなくてもいいですから、前を向いて欲しいと思います。

今コロナ禍で、日本の政治家はマスクをつけていることが多いですが、海外の政治家はほとんど付けていないです。

これは文化や風習の違いもあると思うのですが、会見している時は距離もあるしマスクは要らないように思います。

どうしても「感染予防を!」というならば、あの透明アクリルでガードした方がよほど見栄えが良いと思います。

新地球紀行

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