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日英関係の未来 1|国際情勢

前回は「米国の挑戦 3」の話でした。

開催中のG7サミットにおいて、最大の懸案はロシアのウクライナ侵攻です。

全体的に健全化・成長の方向を突き進む米国が、大きなプランを公開しました。

中国の「一帯一路」政策に対抗して、G7として総額6000億ドルの途上国インフラ投資するPG2を発足させました。

内訳は、米国が2000億ドル、EUが3000億ユーロとあります。

G7サミットに参加している他の日本・英国・カナダ等が、具体的にどの程度拠出するのかが不明です。

軍事・科学技術・資源と全て堅調な米国は、対外投資の余裕があり、自国のメリットになります。

Joe Biden米大統領(Wikipedia)

対して、EUは各国が、かなり危機的状況で、それだけの余裕があるのかが不透明です。

ロシアの「欧州への天然ガス供給」に「混乱の可能性」があります。

「混乱の可能性」は、プーチン大統領が欧州への天然ガス供給を「止めるかもしれない」ことです。

非常な危機に立っている欧州。

国内選挙で大敗して、政権基盤が揺らいでいるジョンソン首相は、G7で今ひとつ元気がありません。

Boris Johnson英首相(Wikipedia)

対ロシア包囲網において、非常に精力的に動いてきたジョンソン首相。

一度、体制を立て直して、さらに英国、世界を引っ張って欲しいです。

ロシア産天然ガス等の資源を、大量に購入する中国。

Xi Jinping国家主席(Wikipedia)

インドもまた、ロシア産石油を大量に購入している事実が、明らかになりました。

インドは、ロシアから「市場より安価で購入できる」契約をしています。

インドにとって、「資源を安価で購入する」ことは「国益」と、堂々と主張しています。

これは、一面もっともなことで、致し方ないでしょう。

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

欧州が経済封鎖をかけても、ロシアの資源を中国・インドが買い支える構図が明らかになりました。

しかも、中国・インド共に、「安価に購入」するという明確な戦略があります。

岸田文雄首相(Wikipedia)

相変わらず、国家の方針もカラーも不明瞭な日本。

日本もまた、あまり余裕のある状況では、ありません。

英国と日本は、歴史的に結びつきが強い関係です。

かつては、日英同盟を結び、日露戦争などを乗り越えました。

その後、米国の干渉もあり、日英同盟破棄、そして第二次世界大戦では、両国で熾烈な戦いを繰り広げました。

そして、基本的に「同じ島国」の日本。

国民性も、ある程度似ています。

もっと英国に近寄り、日英間で独自の関係を築ければ、日英両国にとって大きな国益になると考えます。

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