前回は「欧州の未来 4〜国家間関係の再構築・カナダとドイツ・欧州の大干ばつ〜」の話でした。
ロシア:ノルドストリーム1の停止

ロシア・ガスプロムが、ノルドストリーム1を「3日間完全停止」しました。


ロシアからの液化天然ガスLNGの供給が、途絶える可能性にさらされている欧州。
ロシアは余った天然ガスを「焼却処分している可能性」も指摘されています。

「ロシアが販売する相手がいない」から、焼却処分していると見られますが、自然環境への影響も懸念されています。
ロシアのエネルギー戦略

ウクライナ戦争で、強気姿勢を崩さないロシアは、エネルギーを武器に欧州を揺さぶり続けます。

Europeは、我がRussiaの
天然ガスがないと、困るだろう・・・



国民の生活が成り立たなくなり、
国家の根本が揺らぐよ・・・


ところが、ウクライナ侵攻を絶対に認められない欧州。



おのれ・・・
エネルギーを握られては、敵わん・・・
欧州としては、非常に厳しい状況です。
毎度のように、エネルギーを盾に強行姿勢を続けるロシアに対して、欧州は明確に「脱ロシア」を目論みます。



いや、もうRussiaへの
エネルギー依存はやめよう・・・



そうだな・・・
エネルギーさえ賄えれば、



Russiaの主張など
聞く必要がなくなる!
堅調な米国:経済と最先端技術


下落基調だった株価。
米国株は、少し取り戻す傾向もありますが、欧州株は非常に状況が悪いです。
英独仏株価は下落を続け、1.5%〜2.0%近く下げました。
株価が下落しても、「利上げ」の傾向を続ける米国。
ついに、1ドル140円突破しました。
さらに、中国への「先端半導体規制」に踏み切った米国。
軍事・ITなどの分野において、米国の堅調さが窺えます。


ロシア人のビザ厳格化で合意したEUは、こらから迎える冬のエネルギーと高いインフレに悩みます。
様々な面で厳しい状況がしばらく続く中、欧州経済は困難な状況となると思われます。
この中、新たな国家関係構築へ動く欧州。
欧州に対し、日本も積極的な外交を行い、欧州との新たな協力関係を築くことを期待したいです。