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ロシアの姿勢 4|露ウクライナ侵攻

前回は「ロシアの姿勢 3」の話でした。

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

ノルドストリーム1が「保守点検」のために、8月31日から9月3日まで欧州への供給を止めています。

欧州の中でも、ロシア産出の原油・天然ガスに頼っているフランスとドイツなどの欧州諸国。

Emmanuel Macron仏大統領(Wikipedia)

フランスはロシアを非難していますが、ロシアは姿勢を変えようとはしません。

当初、ウクライナ戦争で「欧州がロシア産LNGなどのエネルギー輸入しないとロシアが困る」と見られていました。

しかし、ロシア産の石油は、様々な国に輸出され続け、原油価格高騰に伴い、ロシアの歳入も増加しています。

中国・インドなどの「ロシアに近い」国々が輸入することは想定されていました。

想定外だったのは、UAEなどがロシア産原油を割安で輸入して、迂回してロシア産原油を販売しています。

これによって、UAEなどは「安値で仕入れて、高値で販売する」という大きなメリットがあります。

ロシアもまた、「安定して購入してくれる国」があることは非常に良いことです。

欧州では、原油不足によって「ガラス不足」が顕在化し始めています。

Scholz独首相(Wikipedia)

BMW,AUDIなどの自動車メーカーなど、多数のメーカーを抱えるドイツが苦境に陥ることが明らかになってきました。

そして、これから始まる冬。

これまで、非常に厳しい「冬将軍」によって、ロシア(旧ソ連)は苦境を脱してきました。

ナポレオンの侵攻・第二次世界大戦のヒトラーの侵攻に、「冬将軍」によって勝ってきたのです。

Adolf Hitler独総統(Wikipedia)

特に第二次世界大戦では、非常に強力なドイツ軍に「モスクワ陥落寸前」まで追い詰められました。

しかし、最後にはあまりの寒さに、戦車も動かなくなり、食糧・衣類に困ったドイツ軍は敗退します。

この「冬将軍」を政治的に使って、欧州を混乱に陥れているプーチン大統領。

欧州にとっては、「まさかの展開」となりました。

カナダなどの国が欧州にエネルギーを回しても、供給は追いつかないでしょう。

Justin Trudeauカナダ首相(Government of Canada)

この苦境の中、EUを脱したとはいえ、英国の存在は非常に大きいです。

9月5日に決定する、英国新首相の最後の公開討論が間もなく行われます。

このタイミングで英国首相が変わることが、欧州にとってどういう影響をもたらすか。

新英国首相への期待は、英国民のみならず、「欧州全土からの期待」と考えます。

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