前回は「リメンバー パール・ハーバー 19〜日本国内の派閥〜」の話でした。

幕末にロシア・英国・フランス・米国などから、日本は度々接触を受けます。
多くの国々にとって、「極東の日本」は「遠い存在」でした。
その中、列強と呼ばれる欧米の国々は、アジアの国々を次々と侵略してゆきます。
当時、英国は大英帝国であり、世界最強の国でした。
現代、世界最強の米国は1776年に大英帝国から独立したばかりの「若き国家」でした。

1800年代、GDPで世界最高の国は大英帝国かと考えてしまいますが、実は中国(清)でした。

現代、世界覇権を目論み、ITなどの科学技術やGDPで世界最強を狙う中国。
GDPは計算方法によっては、「すでに米国を抜いた」という統計もあります。
しかし、そもそも「中国はかつて世界最大のGDPを有していた」国だったのです。
その意味では、Xi Jinping(習近平)国家主席の狙いは「当然のこと」でもあります。
当時すでに莫大な人口と広大な領土を有していた中国(清)。
当時の皇帝は、清8代皇帝:道光皇帝でした。

莫大な経済力をもつ中国を、欧州各国は狙います。
そして、
中国に沢山の製品・商品を、
販売しよう!
と考え、大勢の商人が中国・清にやってきます。
しかし、大英帝国では想定外の事態が発生します。
大英帝国内で、中国産出の茶が大流行したのです。
とても美味しいわ。
これは、美味い!
どんどん買おう。
大英帝国の貴族たちが、大量の中国産・茶を購入し、大英帝国の金銀が中国に流れてしまいます。
これは、まずい!
手を打とう!
ここで、ジェントルマンの国・大英帝国は、信じられないような策を思いつき、実行します。