前回は「米国の挑戦 11〜FRBの利上げ戦略・米国内の強いインフレ・中間選挙迎える米国〜」の話でした。
中国の大都市ロックダウン強行

上海などの大都市でロックダウンを実施した中国。
その後、ロックダウンを解除しましたが、消費回復の道は遠い状況です。
1990年代から、猛烈な勢いで成長を続けてきた中国。
いかに莫大な人口を抱えているとはいえ、これだけ急激な成長が続くはずがありません。
一方で、
そろそろ
Chinaのバブルが弾けるのでは・・・
という憶測があるものの、堅調な経済成長を堅持する中国。
この30年ほどの間に、著しい経済成長を遂げた中国。
人類史上、奇跡的な程の急成長を遂げましたが、昨年くらいから、不動産などの分野の懸念が報じられています。
中国が発表する指標には「疑念」が持たれているものの、この堅調な成長の裏には中国らしい「強さ」があります。
欧州の記録的熱波

欧州で記録的な熱波が発生し、欧州では「約60%の地域が干ばつの可能性」とされており、非常に状況が悪いです。

渇水・干ばつは、遠い欧州の話だけではなく、中国でも記録的な熱波による深刻ば干ばつが発生しています。

世界的なインフレの傾向が続き、FRBのパウエル議長は「利上げ継続」を表明しました。

もう少し
利上げは継続する!
エネルギー巡る各国の駆け引き
原油・液化天然ガスLNGの価格が高騰し、エネルギーをめぐり、様々な駆け引きが行われています。
さらに、干ばつの影響により、食料の価格が上がることは必至です。
インフレ圧力に加え、干ばつの影響で、食料価格の高騰と国家間の駆け引きが高まりそうです。
リチウムの主要産出国であるチリで、先住民の権利を保護する憲法の採決が1週間後に行われます。
この憲法可決により、「先住民の権利保護」が進むと、さらにリチウムの価格が急騰しそうです。
同様に大いなる資源国でもある中国の、資源に対する規制が行われる可能性も高いでしょう。
「異常」が続く世界において、中国の動きに更に注目が集まるでしょう。