前回は「ロシアが望む超重大な「インテリジェンスの共有」〜30日間の「部分停戦合意」に応じたプーチン大統領:完全平行線の和平〜」の話でした。
激怒したトランプ大統領:完全失敗した「ウクライナ停戦Deal」

20世紀に入り、世界の覇権国となった米国。
特に、第二次世界大戦後は「米国中心に世界が回っている」状況です。
歴代米国大統領は「世界の警察」である最強の米軍を率いて、「世界の大統領」でもありました。

なんとしてでも、
RussiaとUkraineを停戦させてみせる!
ロシアとウクライナの停戦を「あらゆる方法」で試みたトランプ大統領ですが、失敗しました。



おのれ・・・
プーチンも、全然Dealに乗ってこない・・・
これは「失敗するのが当然」であり、誰がやっても成功の見込みはゼロでした。
「停戦のメリット」がないのプーチン大統領は強行姿勢を一切崩しませんでした。



我がRussiaが占領した
領土は頂くのが当然!



和平や停戦をするならば、
先に制裁を解除するのが条件!



我がRussiaに明確な
メリットを確約してもらう!
「ロシアのメリット」を超えた主張も行い、「引き伸ばし」にも見える態度を示しました。



I am very angry and pissed off
with Putin!
案の定、トランプ大統領は激怒してしまい、公衆の前で「プーチン大統領への敵意」を明確にしました。
これは、トランプ大統領の性格を考えれば、当然のことでしたが、



我々はUnited Statesと
引き続き協議する準備がある・・・
「トランプ流激怒」に少し怯んだプーチン大統領は、幾分トーンを落としました。
超軍拡に走るプーチン大統領:軍事力増強による発言力強化


第二次世界大戦では、独ソ戦で激しい戦闘を繰り広げたドイツとロシア。
あの頃のドイツは、「ナチス」という「超異質な組織・団体」がドイツを牛耳っていたため、



現代のGermanyと
Nazi-Germanyは一切関係ない!
ドイツ側がこう考えていても、外国から見れば「ドイツという国家の一形態」であったのは事実です。



独ソ戦では、
大変な国家的危機に陥ったが・・・



我がRussia(当時はソビエト連邦)が
Naziを弾き返した・・・



その力の根源は
軍事力だ!
短期戦を目論んだドイツ軍に対して、ロシア(当時はソ連)軍は頑強に抵抗しました。
もともと「力こそ正義」という強い理念を持っているプーチン大統領は、



やはり力を
もっとつける必要があるな・・・



それには我がロシア軍の
急速な増強だ!
そして、ロシア軍を急速に増強する方針を、プーチン大統領は明らかにしました。



18歳から30歳の成人男性
16万人を召集!
一気に16万名もの軍隊増強を発表し、



我がロシア軍の
規模を一気に増強する!
超軍拡に走る方針を明確にしています。
このロシアの方針に対し、中国なども追従する可能性が高く、世界的に軍事の脅威が高まります。
「軍事力増強による発言力強化」は、第二次世界大戦の頃と同一の発想となります。



You are gambling with
WW3!
ゼレンスキー大統領に対して、ここまで言ったトランプ大統領。
この「公開大激論」の話は、上記リンクでご紹介しています。
ある意味で、トランプ大統領の「言った通り」になりつつある世界。
“関税戦争=Logistics War”と共に、世界は「より不安定な方向」へ進んでいます。