「公開大激論」仕掛けたトランプ大統領〜異常ながら透明感高い超真剣対話・”Gamgling with WW3″の真意・「いじめ」にも見える構図〜|2025世界の未来5

前回は「「準公約=和平 」実現急ぐトランプ大統領〜「我が人生はDeal!」を明言・マクロン大統領の強い牽制・言葉を大事にする欧米の政治家〜」の話でした。

目次

「公開大激論」仕掛けたトランプ大統領:「いじめ」にも見える構図

New Global Voyage
左上から時計回りにDonald Trump米大統領、James David Vance米副大統領、Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領、(Wikipedia)

ゼレンスキー大統領が、ワシントン・ホワイトハウスを訪問しました。

Zelensky

United Statesの姿勢は、
Russia寄りではないか・・・

Zelensky

なぜだ・・・United Statesは、
我がUkraineの味方ではないのか?

Zelensky

とにかく、Trump大統領と
直接話さなければ、何も始まらない・・・

猛烈な勢いで「ウクライナ和平のDeal」を強引に進めているトランプ大統領。

Trump

My whole life
is deals.

Trump

私が必ず、このウクライナ和平の
Dealを成立させてみせる!

とにかく「ウクライナ和平Deal成立」を目指しているトランプ大統領。

Vance

Zelensky大統領は
現状を直視していないのでは・・・

そして、トランプ大統領とバンス副大統領、ゼレンスキー大統領の三者の「公開会談」が行われました。

ところが、この2025年2月28日の「公開会談」は、「公開大激論」となりました。

ゼレンスキー大統領一人に対して、トランプ大統領とバンス副大統領は二人で捲し立てました。

Trump

Be
Thankful!

こう言って、

Trump

俺たち米国が間に入って
和解を進めていることに、感謝しろ!

超高圧的にゼレンスキー大統領に言ったトランプ大統領。

Zelensky

・・・・・

公開の場で、国家元首が他の国家元首に「言って良い言葉ではない」です。

続けて、激論ならぬ暴論を展開し、「2対1のいじめ」にも見える構図となりました。

異常ながら透明感高い超真剣対話:”Gamgling with WW3″の真意

新地球紀行
戦後直後の東京:1945年(Wikipedia)
Trump

You are gambling with
WW3!

挙句の果てには、ここまで言い切ったトランプ大統領。

Trump

あなたのやっていることは、
第三次世界大戦をギャンブルしている!

「第三次世界大戦を賭け事にしている」とまで言い切ったトランプ大統領。

Zelensky

そういうことでは
なく・・・

ゼレンスキー大統領は軽く反論するも、「聞く耳を持たない」トランプ大統領。

Trump

Make a deal or
we are out!

Trump

Dealを成立させなければ、
我々は手を引く!

このように「Deal成立」を強行にゼレンスキー大統領に迫ったトランプ大統領。

Zelensky

私たちが
戦争を始めたのではありません・・・

ゼレンスキー大統領は必死に、そして静かに反論をしますが、

Trump

You are not in a good
position!

Trump

You are gambling with
millions of people!

とにかくゼレンスキー大統領の話をほぼ聞かずに、捲し立て続けたトランプ大統領。

Vance

我がTrump大統領は、
あなたの国を救おうとしているのに・・・

Vance

あなたは、Trump大統領に
反論を展開し続けている・・・

Zelensky

そういうことではなく、
我が国民にも色々聞かなければ・・・

公開の場ながら、猛烈な勢いでトランプ大統領・バンス副大統領二人で、立て続けに話し、

Zelensky

・・・・・

時に眉を曇らしながらも、静かに「ウクライナの主張」を続けたゼレンスキー大統領。

BBC

これはAngry Meetingで、
とても異例なことです・・・

公開討論で激論を交わすのが「普通」である、欧米メディアでも「とても異例」となった会談。

世界中に発信された”Angry Meeting “は、極めて異常なことでした。

一方で、この「異常激怒会談」は「透明感高い超真剣対話」でもあったと考えます。

確かに、ウクライナで大規模な戦争が続いており、

Zelensky

我らは、Russiaに
全く譲るつもりはない!

Putin

そもそもRussiaが
Ukraineに譲る気は毛頭ない!

双方が「譲る気なし」であり、確かにトランプ大統領の言う通り、状況は「ウクライナに不利」です。

この状況において、

Trump

「双方譲らない」で、
Dealが成立するわけないだろう・・・

Trump

Dealは、まず「譲る姿勢」から
始まり、「何をどう譲るか」だろう・・・

「Deal帝王」トランプ大統領の視点から見れば、「譲る姿勢」を双方に望むのは当然のことです。

Zelensky

とは言っても、我がUkraineに
折れろ、と言うのは受け入れられない・・・

Zelensky

我が国は、Russiaに
一方的に戦争を仕掛けられた・・・

ゼレンスキー大統領の気持ちは当然であり、欧州は完全にウクライナを支援しています。

Trump

我がUnited Statesが
全てをまとめる!

世紀の「異常激怒会談」が、「和平進行にプラスになる」と考えているトランプ大統領。

誰が見ても「異常事態」でしたが、「本音を公開激論」する姿勢は、好ましい点もあるでしょう。

米国が総力を上げる「ウクライナ和平Deal」の行方は、「世界新秩序」を揺るがしそうです。

次回は上記リンクです。

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