前回は「期待したい高市新内閣〜「積極」財政の本質と最悪レベルの円安・近々GDP5位に転落する日本・減価し続ける日本円〜」の話でした。
加速する円安と安過ぎる円:暴騰する東京株式市場

高市新総裁が決定してから、株価は暴騰し、日本の株式市場は活気付いています。
これは非常に良いことですが、その反面で、猛烈な勢いで進んでいるのが円安です。
今年2025年4月には、140円/ドル程度だった為替相場は、10月以降円安が進みました。
本日10月30日12時(日本時間)時点で、1ドル152円ほどになり、円安が加速的に進んでいます。

高市早苗私は
積極財政派です!
これは、積極財政派である高市新総理の発想から、「円安になる」方向に市場が傾いているのが原因です。
そして、「高市相場」と言われる東京市場は暴騰が続き、不自然なほど株価が上がっています。
確かに、日本企業は優良な割に、欧米企業と比較すると割安である企業が多いかもしれません。
株価が上がることは大変喜ばしいことですが、株の恩恵を受ける日本人は少数派です。
そして、外国からの資金流入が多い理由の一つが、異常なまでの円安です。
即座に利上げを実施すべき日銀:決断できない日銀幹部たち


この円安は、意図的に仕組まれたものであり、日銀は「円安の司令塔」となっています。
円安によってメリットもありますが、長期的には、どう考えてもデメリットです。
そして、円安によってドル換算GDPは大きく減少している日本は、ついに「世界第五位」になりそうです。
見方によっては、すでに「世界第五位になっている」日本。



積極財政によって、
高い経済成長を!
確かに、経済成長してくれれば良いですが、過度の円安は猛烈なデメリットです。



こんなに円安では、
海外旅行はちょっと・・・
あまりの円安で、海外旅行から遠のく日本人が急増しています。



こんなにポンドが高くては、
英国の物品は買えないな・・・
ポンド円は200円/ポンドを超え、情けないほど安くなってしまった円。
まずは、自国通貨を強化することこそが、国家を強化することにつながります。
円安にも程度があり、現在の150円/ドルは、どう考えても異常です。
場合によっては、さらなる円安を呼ぶ可能性が高い高市積極財政。
「米国への投資80兆円」が正式に決定され、なんとなく貧しくなる一方の日本と日本人。





利上げしたら
円高になり・・・



日本株が
下がるのでは・・・
少し常軌を逸している最近の東京市場の株式上昇。
円高によって、多少株式が下落しても、全く問題ないです。
日銀の幹部には、「即利上げ決定」を実行して欲しい。
「近々、2%程度の政策金利」が望ましく、経済理論などはどうでも良いので、国家のために決断して欲しい。
「決断すること」こそが、組織のトップの使命です。

