前回は「太平洋の未来 4〜中国・台湾と世界・不安な日本の情報力・フランス・米国〜」の話でした。
頼清徳台湾新総統誕生とアジア太平洋の未来
台湾総統選の結果が確定し、与党・民進党が大勝利しました。
5月に台湾新総統に就任する
Lai Ching-te（頼清徳）です！
親中派の最大野党・国民党は敗北を認め、新総統は頼清徳氏が就任することが決定しました。
最終的な開票結果で、民進党・頼清徳氏が40.05%を獲得しました。
対する、国民党・侯友宜氏は33.49％の獲得に留まり、大きな差がついたと考えます。
なんとしても「親中派」である国民党の侯友宜氏に勝って欲しかった中国共産党。
そして、憲法で「台湾統一」を謳っている中国としては「台湾独立派の勝利」は歯がゆい事態です。
台湾を取り込む戦略が
遠のくのか・・・
米国が台湾に肩入れする姿勢を明確にするなか、中国の戦略は軌道修正の必要がありそうです。
大きく強化すべき日台関係：続く超親日派の台湾総統
超親日派のTsai Ing-wen(蔡英文) 台湾総統。
Japanに何かある時は、
Taiwanは真っ先に駆けつけます！
日本人・日本政府にとっては、この上なく有難い存在です。
2024年元旦に発生した大地震・能登地震に対しては、
Taiwanから
義援金6,000万円を届けます！
いち早く「強い支援」を実行してくれました。
Tsai Ing-wen(蔡英文) 総統の意向もあり、
Taiwanのみんなで、
Japanに義援金を送ろう！
台湾市民から1月14日時点で、11億8,000万円を超える義援金が集まっています。
日本にとっては、本当に心強い存在の台湾。
そして、新総統に就任するLai Ching-te（頼清徳）氏もまた超親日派です。
東日本大震災で「放射能の風評被害」に困っていた東北に対して、
風評を打ち消すには、
実行するのが一番！
私がJapanを
訪問します！
と大震災3ヶ月後の2011年6月11日に、300名を超える台湾市民旅行団と共に日光を訪問しました。
安倍晋三元総理大臣の銃撃・暗殺事件の葬儀に際しては、
私が台湾副総統として、
安倍元総理の葬儀へ出席する！
と、中国の猛反発を受けながら、日本を訪問して葬儀に出席したLai Ching-te（頼清徳）新総統。
医師であり米国留学経験もある「頭脳派」であり、実行力が極めて高い方です。
台湾はこれからも大きく発展するでしょう。
そして、
日台は政治・経済などの分野で
より緊密な関係を築くべきだ！
と10年以上前から「日本重視」を明確にしているLai Ching-te（頼清徳）新総統。
現政権からLai Ching-te（頼清徳）に続く過程で、日本政府は日台関係を強く推進すべきでしょう。
世界から取り残される日本：日台「異次元」関係強化すべき時
この超新日国・台湾で「超親日派」の政権が続くのは、日本にとって大きなチャンスです。
折から、能登地震で大変な状況にある日本は、「安倍派の献金問題」で揺れ続けています。
今は国内を
しっかり固めて、信頼回復を・・・
もはや政権基盤がガタガタで、まともな政治体制の体を成していない岸田政権。
昨年は「長男の首相補佐官問題」などで支持率が下がり続けて、
もはや
岸田政権は終わりか・・・
と言われていた中、昨年末には「安倍派献金問題」が急に出てきました。
この「安倍派献金問題」もまた、うやむやに終わりそうな雰囲気です。
今は海外を見ている
余裕がない・・・
政治刷新本部を
作ったので、これで日本の政治が刷新されます！
「政治刷新本部」なるものを作ったところで、「具体性ゼロ」の状況です。
UKとUkraineは
新たな安全保障協定結びます！
UKは来年度に
25億ポンドの支援を実行します！
高い能力を持ち、世界各国の首脳の中でも際立った行動力を持っているRishi Sunak英首相。
Rishi Sunak英首相は、ウクライナへの英国のコミットを強化する方針を明確にしました。
イスラエル・ガザ戦争も混迷化する中、「内向き」を続ける日本政府。
日本政府は台湾政府・英国政府から見習うことが多く、両国との関係を強めるのが最善です。
異次元の
少子化対策です！
と言いながら、「何が異次元なのか意味不明」な政策を推進する政府。
たまには、
異次元の
日台関係強化！
内向きばかりではなく、たまには外国に対して「異次元政策」を出して欲しい。
どこかの国家と「異次元な関係強化」を実行することは、「玉虫色の日本」脱却に最も効果的です。
