前回は「岩倉具視を見習うべき石破総理〜鋼鉄の精神力を持つ男と「大きな嘘」・「偽装非公認」疑惑の暴風並みの逆風・2024年総選挙の自民党〜」の話でした。
大惨敗喫した自公政権:「意味不明」だった非公認候補への公明推薦

2024年10月27日に行われた総選挙。

「政治とカネ」問題で、
自民党に対して猛逆風!
事前に「自民への猛逆風」が報じられる中、自公政権は「予想を超える大惨敗」となりました。





大惨敗喫しましたが、
辞任しません!



自公政権に他の党に
加わって頂き、政権維持します。
このように、辞任を否定して、政権維持を明言した石破総理。
党 | 選挙前議席 | 選挙後議席 | 選挙前後の差 |
自民党 | 247 | 191 | -56(-23%) |
公明党 | 32 | 24 | -8(-25%) |
立憲民主党 | 98 | 148 | +50(+51%) |
中でも、「鉄壁の守り」を持つ公明党が25%もの議席を減らし、石井代表まで落選して辞任する事態となりました。



「政治のカネ」の疑惑ある人物は
非公認です!
選挙前に、「政治とカネ」の疑惑者は非公認にしたものの「中途半端な感じ」は否めなかった石破総理。



自民党から非公認となり、
大変困っているが・・・



公明党さん、
助けて下さい!



公明党として
推薦しても良いが・・・



今後は、公明党にも
寄与してもらいます。



よしっ!
公明党からの推薦ゲットだ!
自民党が「非公認=否定」した候補に対して、「自民党と組んでいる公明党」が「推薦=是認」する事態が発生しました。
自民党と公明党は「別の党」ですが、連立政権を組んでいる「仲間」です。



円安は容認するつもりは
ないが・・・
「円安に否定的な姿勢」を見せていた石破総理は、自民党総裁就任直後に日経平均暴落に対して、



やっぱり、円安が
いいのかな・・・
このように、「円安否定派」から「円高肯定派」に一気に鞍替えしました。
このように、政治家の言うことが「コロコロ変わる」のが日本の政治です。
ここで、「仲間」である公明党は、やはり「自民党と考え方を共有すべき」でした。



えっ、非公認議員に
推薦出したの?
公明党に対しては、このように否定的な声が広がり、巨大組織が支える党として前代未聞の大敗に至りました。
続投すべき石破総理と連立の行方:「古き昭和的自民」へのNo


歴史的大惨敗を喫した石破総理に対しては、



石破総理は
退陣すべきだ!
「責任とって退陣すべき」という声が聞かれています。
これは「当然の理屈」であります。
そもそも、今回の総選挙を強行したのが石破総理でした。



やはり周囲の反対を押し切って
強行したのはマズかったか・・・
このように、内心は「自分の決断」を悔いているはずの石破総理。
確かに、「石破総理の判断が間違っていた」のは事実です。
一方で、今回の「政治とカネ」は、石破政権ではなく前の岸田政権時代に起きたことです。
この意味では、「石破総理に対する信任」ではなく、「最近までの自民党に対する信任」が問われた選挙でした。



自民はもっと反省しなさいという
国民の強い意思が出てきた。



きちんと(自民党を)変えていかないと
参院選でまた厳しい批判を賜る・・・
このように苦渋の思いを語った石破総理。
この石破総理の認識は、極めて的確で、



「政治とカネ」で、非公認と公認の
ラインが不透明・・・



さらに、非公認に公明党が
推薦したりして、意味不明・・・
挙句の果てには、選挙直前に「自民党本部から2,000万円配布」に対して、



こんなお金は
「ありがた迷惑」だ!
大金に対して「ありがた迷惑」と口走った非公認候補者がいました。
これは、この方の「本音」でしょうが、



返金したとしても、
2,000万円を「ありがた迷惑」って・・・



ちょっと、自民党も
いい加減にしたら!
このように「自民党、いい加減にしたら!」という声が決定的だった、今回の総選挙。
この意味では、「政策議論」が中心ではなく、単なる「昭和的裏金総選挙」となってしまったでした。
ここで、石破総理には、なんとか踏ん張って政権を維持して欲しい。
多くの日本国民は、



別に石破さんは
嫌いじゃないけど・・・



裏でお金を色々とやりとりして、
「政治ごっこ」している連中は嫌だ・・・
石破総理を否定したのではなく、「古き昭和的自民党」を否定したのです。
今回、「政治とカネ」議員を非公認としたことは、大いに認めれるべきで、石破総理には新連立を組んで欲しい。



石破総理は
退陣すべきだ!
石破総理退陣を主張する自民党議員は、ここで総理が変わったら「日本が恥をかく」ことを認識して欲しい。
そして、「石破総理・総裁」をトップに当選した以上、肝心なことを強く認識して頂きたい。
「石破総理を支えることが自民党議員として当選した者の務め」であることを。