岩倉具視を見習うべき石破総理〜鋼鉄の精神力を持つ男と「大きな嘘」・「偽装非公認」疑惑の暴風並みの逆風・2024年総選挙の自民党〜|2024日本の未来6

前回は「政権発足支持率が驚異的に低い石破政権〜堅物総理の豹変・「昭和的メンタリティ」の政治とカネ・中途半端な自民党非公認〜」の話でした。

目次

「偽装非公認」疑惑の暴風並みの逆風:2024年総選挙の自民党

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石破新総理の所信表明演説(首相官邸)

今年2024年10月4日に所信表明演説をした石破総理。

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石破新総理の所信表明演説から抜粋(首相官邸)
石破茂

国民に信を
問うために解散します!

冒頭解散総選挙に打って出ましたが、自民党に暴風並みの逆風が吹いています。

石破茂

勝敗ラインは公明党と
合わせて過半数!

かなり控えめな勝敗ラインを設定した石破総理は、

石破茂

新内閣のご祝儀的支持の中、
地盤を固めよう!

このように考え、ここで「政治とカネ」の問題に「ケリをつける」ことを目論み、

石破茂

〜たちの(裏金)議員は
非公認です!

裏金議員を非公認にしましたが、中途半端過ぎました。

さらに、

日本国民A

えっ、非公認議員に
お金出したの?

総選挙日直前に、非公認の政党支部にも「公認と同額の政党活動費2000万円が支払われた」事実が発覚。

自民党幹部A

これは非公認の候補者に
出したのではない・・・

自民党幹部A

政党の支部に出した
お金なので、問題ないです!

石破総理と自民党はこのように説明していますが、

日本国民A

それって、
「偽装非公認」ってことじゃないの!

日本国民B

いくらなんでも、
嘘はひどいでしょ!

このように感じる方が多い中、

石破茂

「偽装非公認」という
報道には憤りを覚える!

石破総理は、このように報道に対して反撃するも、

日本国民A

「憤りを覚える」のは
私たち国民じゃないの!

冷静な口調で説明する感じの石破首相ですが、このような猛烈な反論の嵐の中、大苦戦しています。

石破茂

勝利にはあと一歩、
あと一息!

一生懸命、応援演説に回る石破総理ですが、状況は自民党に極めて厳しいです。

岩倉具視を見習うべき石破総理:鋼鉄の精神力を持つ男と「大きな嘘」

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外務卿 岩倉具視(国立国会図書館)

明治維新で活躍、というよりも「すべてのシナリオを作成した黒幕」であった岩倉具視。

岩倉具視

明治維新では、
私がすべての黒幕だ!

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鳥羽・伏見の戦い(Wikipedia)

当時、日本政府であった徳川幕府が、最も簡単に倒れてしまった明治維新という革命。

作家A

明治維新は世界史上
稀に見る「血が少ない」革命だ!

このように「無血革命」の呼び名もある明治維新ですが、実際は大量の血が流れました。

確かに、南北戦争やフランス革命と比較すると「やや穏便」な感じの明治維新ですが、幕ではなく幕でした。

岩倉具視

徳川を潰すには、
大義名分が必要だ!

岩倉具視

それには、天皇からの
密勅が下ったことにしよう!

こうして、時の天皇の署名がない「偽勅」を作成した岩倉。

岩倉具視

まだまだ徳川派の大名が
多いな・・・

現代の自民党というレベルではなく、大名を統括していた徳川に味方が多いのは当然でした。

岩倉具視

徳川派大名を寝返らせることが
出来る、なんらかの方法がないか・・・

岩倉具視

なにかこう、天皇が我らに
ついている明確な印が欲しいな・・・

岩倉具視

しかも、その印は大きくて、
遠くからも見える感じが良いのだが・・・

岩倉具視

・・・・・

岩倉具視

そうだ!
旗が良い!

岩倉具視

「天皇の旗」である
錦旗を作って、こちら側で立ててやれ!

こうして、「偽勅」に続いて「偽物の錦旗」を出した岩倉。

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明治維新の元勲たち:左上から時計回りに、木戸孝允、岩倉具視、大久保利通、西郷隆盛(国立国会図書館)

この岩倉の策謀に、西郷隆盛、木戸孝允、大久保利通たちが相乗りして、明治維新は成されました。

いわば「巨大な嘘の上に嘘を塗り固めて」徳川を倒したのが、明治新政府の元勲たちでした。

岩倉具視

政治では「巨大な嘘」は
良いのだ!

岩倉具視

だが、「小さな嘘」はバレたら
大きなマイナスだ!

政治の世界を喝破し、「巨大な嘘」を押し通したのが岩倉でした。

「鋼鉄の精神を持つ男」と呼ばれる所以です。

本来ならば、堅物な石破総理も岩倉を見習って、

石破茂(架空)

裏金議員は
すべて非公認で、一掃する!

「裏金議員撲滅」くらいの強い精神力が欲しかったです。

公認料に関しては「自民党の規約通り」だったかもしれませんが、納得する方は少数でしょう。

岩倉に言わせれば、「小さな嘘」をついてしまった形になった石破総理と自民党。

ここから巻き返すには、「巨大な何か」を発信する必要があります。

それが、将来「巨大な嘘」になるとしても、政治家には「押し通す」力が欲しい。

選挙当日の2024年10月27日まで、あと残すところ二日。

最後まで石破総理が「何を強く発信するか」を、日本国民はじっと見守っています。

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