米独の戦車とロシア〜米独の最新式戦車・米英独仏伊・独ソ戦〜|ウクライナ戦争

前回は「英国の支援強化」の話でした。

目次

米独の最新式戦車

米国とドイツがウクライナに最新式戦車の供与の方針を決定しました。

ドイツは最新式戦車「レオパルト2」を、米国は同「M1エイブラムス」をウクライナへ送ります。

旧ソ連の非常に旧式の戦車で戦い続けてきたウクライナ軍にとって、極めて大きな朗報です。

Leopard 2(Wikipedia)

ロシア軍の最新式戦車と比較して、非常に使い勝手が悪い旧式戦車でウクライナ軍は戦闘を継続してきました。

Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領(Wikipedia)

それに対して、「最新式戦車のウクライナへの供与」を強く要請してきたゼレンスキー大統領。

ついにゼレンスキー大統領の念願が叶いそうです。

M1エイブラムス(Wikipedia)

これは、ある程度想定される方向性でした。

一方で、ここまで米国とドイツがウクライナに加担することは、極めて大きな動きです。

米英独仏伊の連携

左上から時計回りにRishi Sunak英首相、Giorgia Meloni伊首相、Emmanuel Macron仏大統領、Scholz独首相(Wikipedia)

この強力な支援に合わせて、米英独仏伊の五カ国首脳が「緊密な連携」を明確にしました。

米国と欧州の強国4カ国が「ウクライナを強力に支援する」方針を明確にしました。

NATO加盟国(Wikipedia)

NATO軍が戦場に出動していないとはいえ、いよいよロシアに対してNATOが全面的に立ち向かう構図です。

この急速な動きには、米国内の政治状況も関係しています。

バイデン大統領が一気に「辞任寸前」ともなり得る事態が発生しました。

このバイデン大統領の個人的なオフィス等に「最高機密の極秘文書発見」という事態。

どのような経緯で、このようになったのかは不明です。

米国としては「内側から外側へ視線を向ける」ためにも、「ウクライナへの協力加担」となりました。

これだけの大規模・迅速な動きは、ロシア側にとっては「予想外」のことでしょう。

独ソ戦とロシア

左上から時計回りに J.Stalinソビエト連邦指導者、Franklin Roosebelt米大統領、Benito Mussolini伊首相、Adolf Hitler独総統(Wikipedia)

かつて、「独ソ戦」で死闘を繰り広げ、ドイツにモスクワ占拠される寸前まで追い詰められたソ連(ロシア)。

ドイツは当時最強であった戦車部隊による「電撃作戦」によって、欧州全土を席巻しました。

ロシアにとっては、その悪夢が蘇るかのようです。

折しも、この「独ソ戦勝利記念80周年」記念式典が間近になっているロシア。

大々的に式典を行い、国民の「祖国防衛」の意識向上を目指します。

昨年から大きく下げている株価とレイオフの嵐にある米国ハイテク・IT業界。

この米国の「ウクライナへの戦車供与」は、ハイテク・IT業界にとって大いなる追い風になりそうです。

大きな軍事供与が行われ、大きな経済投資が行われるときに、ハイテク・ITの革新が起こる可能性が大きいからです。

2023年に復調の傾向にあるNasdaqは、政治状況による上下があるものの、復調傾向を強めそうです。

新地球紀行

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