「エッフェル塔の写真」と政治家のフランス研修〜日本の政治家の「エッフェル塔の写真」と更迭・政治家の意識のレベル・小学生・中学生レベルの発想・国会議員に求められる「大人らしい」思考力・独自性なき発想〜|日本の政治と政治家

前回は「「どうする家康」をどうする?〜NHKの存在意義・軽すぎる徳川家康・織田信長〜」の話でした。

目次

日本の政治家の「エッフェル塔の写真」と更迭

Paris(新地球紀行)

最近、自民党の国会議員が「エッフェル塔ではしゃぐ写真」をSNSに投稿して、大騒ぎになりました。

「大騒ぎ」の結果、ご本人は女性局長を辞任という「事実上の更迭」に至りました。

このこと自体は、特段大きな問題ではなく、「写真」に対しても「世間が騒ぎすぎ」な面があるでしょう。

基本的に「本人次第である」SNSへの投稿に関して、「第三者が何かを言う」必要はないと考えます。

ところが、投稿が「公人である国会議員による投稿」である場合は別でしょう。

「国会議員による投稿」は、高い倫理性・常識を前提とすべきです。

「フランス研修」での「女性議員三人によるエッフェル塔でポーズを撮った写真をアップ」に対して、

これでは、
観光旅行ではないか!

税金で行った研修で、
一体何をやっているんだ!

という本人たちを強く避難する声が世間に溢れた結果、「更迭」に至った今回の写真。

「国会議員がエッフェル塔の前で記念撮影する」こと自体は問題がない。

そして、「国会議員がエッフェルの前でポーズを撮影する」ことも特段の問題はないでしょう。

ところが、「国会議員がエッフェルの前で、はしゃいだポーズを撮影してアップ」する姿勢はバツでしょう。

日本の政治家の意識のレベル:小学生・中学生レベルの発想

Paris(新地球紀行)

今回問題となった方々は、「初めてパリに行った」とは思えないです。

何度目かでしょうが、「何度行っても、その街並・景観に心が踊る」パリ。

東京(新地球紀行)

日本の街並とは比較の対象にならず、多くの日本人が「強い憧れ」を持っているのが、欧州の都市です。

その「美しい欧州の都市」の筆頭であるパリ。

あっ、
エッフェル塔だ!

記念写真
撮ろうよ!

いいね!
ポーズ取ろうか!

こんな感じかな?

「フランス研修」なので、真剣にフランスなどの議員と意見交換してほしいですが、とにかく「心が踊った」のでしょう。

そして、こんな感じで「踊った気持ちで撮影」した国会議員たち。

私たちのこんな感じを
みんなに見せようか?

こういうフレンドリーな雰囲気だと、
親しみ持たれて、投票が増えるかもね!

という「気軽な気持ち」でSNSにアップしたであろう国会議員のご本人たち。

この結果「集中砲火」となりましたが、最初は本人たちは、

えっ?
何が悪いの?

ねえ、
ちょっと軽い感じで撮影した、だけじゃない・・・

「非難される理由」が分からなかったように思われます。

そもそも、「大の大人」であり「選良である」はずの国会議員の方々。

それが、

あっ、
エッフェル塔だ!

記念写真
撮ろうよ!

いいね!
ポーズ取ろうか!

こんな感じかな?

では、「修学旅行の小学生・中学生」と同レベルのメンタリティーではないでしょうか。

実際、彼女たちが話したであろう上の会話をみると、誰が見ても「子供っぽい」のです。

「修学旅行の小学生・中学生」が「子供っぽい」ならば、「子供らしくて良い」のです。

「子どもが子どもらしい」のは、「微笑ましいこと」なのです。

それが「国家間の重要事項を相談しに行っている国家議員が実行したこと」であることが大問題でしょう。

「微笑ましさ」のかけらもない、「エッフェル塔写真」の国会議員たち。

女性局長を「更迭された」国会議員の方は、

反省します・・・

そして、

反省したから、
もういいでしょう・・・

となるのでしょう。

ところが、そもそも「小学生・中学生と同レベル」であることを「世間に公開してしまった」のです。

「小学生・中学生と同レベル」の国会議員は不要ではないでしょうか。

国会議員に求められる「大人らしい」思考力:独自性なき発想

Paris(新地球紀行)

「小学生・中学生と同レベル」であることが判明した以上、国会議員ではない仕事をするべきでしょう。

そもそも「エッフェル塔でポーズを撮って撮影」の「ポーズを撮って撮影」が問題視されている、この問題。

これが問題であるのは事実ですが、「パリといえばエッフェル塔」という「極めて浅はかな発想」こそが問題でしょう。

「パリといえばエッフェル塔」は、大抵の小学生でも知っているでしょう。

国会議員としてフランスにわざわざ言って、議員特権で「どこでも行こうと思えば行ける」国会議員。

ならば、「フランスの特色・特徴」を様々な視点で見たり、考える投稿をして欲しい。

例えば、建築関係者には著名な、上の写真のパリ市内の「カルティエ・ミュージアム」。

一般の方で、この建築をご存知の方は比較的少ないと考えます。

ブランドで有名なカルティエ財団が所有している「ガラス張り」の極めて特徴的な建築。

こういう「特色ある建築」などを紹介して、

エッフェル塔で有名なパリですが、
こういう建物もあります!

と伝えながら、

この石で作られた建物が多い
パリにあって、ガラス張り、というより「ガラスの建物」は・・・

と独自の見解を話すのも一つでしょう。

「独自の見解」でなくても、「国会議員だからできる」どなたかのインタビューなども考えられます。

それは、「倫理的な問題、常識的範囲」であれば、ある程度「本人たちの考えに任される」内容でしょう。

とにかく、
パリだからエッフェル塔!

では、思考力のかけらも感じられないです。

この「大人としての思考力の欠如」を知らしめた、「日本人として恥ずかしい」国会議員たち。

「更迭・辞任したから終わり」ではなく、その「意識レベルの低さ」や「思考力の欠如」こそ問題とすべきです。

岸田首相や自民党幹部は、

これで
終わり!

と、幕引きとせずに、もう少し深いところをしっかりと考えて欲しい。

そして、「意識レベルの低さ」と「大人としての思考力の欠如」を露呈した国会議員の方々。

「反省」では済まないでしょうし、済まされるべきではないと考えます。

新地球紀行

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