力強い米国経済と世界〜Xi Jinping中国家主席のロシア訪問〜|世界経済

前回は「利上げ縮小傾向と米国経済」の話でした。

左上から時計回りにBiden米大統領、Rishi Sunak英首相、Putin露大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席(Wikipedia)
目次

バイデン大統領:ウクライナ訪問

ウクライナ首都のキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したバイデン大統領。

引き続き、米国の大きな軍事支援を確約しました。

中国の偵察気球と思われる飛翔体を米国が撃墜し、米中に大きな緊張が走っています。

立ち位置としては明確にロシア側であり、ロシアに対して支援も行っているとみられる中国。

一方で、米国の最先端科学技術を自国で製品化するなど、経済など米国と全面的に強い関係を持っている中国。

中国は対外的にはウクライナ戦争に関して「中立的立場」を堅持してきました。

そして、米欧にも配慮する姿勢を貫いてきました。

Xi Jinping(習近平)中国家主席:ロシア訪問へ

米国及びNATO諸国がウクライナを完全にバックアップする姿勢を強める中、中国も動き出します。

まもなく、ロシアによるウクライナ侵攻から1年となります。

遂にXi Jinping(習近平)中国家主席が、ロシアを訪問します。

この時期に、中ロトップが直接会談することは非常に大きなことです。

何らかの大きな動きがあるとみられます。

まず、ウクライナ戦争の「一時停戦」が具体的に話し合われるでしょう。

そして、「停戦条件」などを綿密に詰めてゆくと考えられます。

すでに、様々なルートで「水面化の話し合い」が行われており、両トップの会談で最終確認となるでしょう。

まずは「一時停戦」となることを願うばかりですが、不透明な雲行きです。

強力な米国経済

非常に強い米国経済。

昨年、CPIが非常に強く上昇し、その傾向は続きます。

米国CPI指数:2003-2023年(US BUREAU OF LABOR STATISTICS)

ここ20年でみても異常な高さの昨年のCPI上昇率。

そして、全ての物価が高止まりしている中、米国経済はフル稼働を続けます。

復調傾向にあるものの、最近は一時的に停滞している米株。

昨日は、Nasdaq関連株を中心に大きく下げました。

インフレが定着しつつある米国では、CPI上昇によりFRBの政策金利引き上げが続くとみられます。

ほぼ無尽蔵に基軸通貨の米ドルをすることができ、ウクライナへの軍事支援によって様々な分野が活況を続けます。

欧州株は堅調に復活を続けており、米国株もまた調整を繰り返しながら復調してゆくと考えます。

新地球紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次