前回は「利上げ縮小傾向と米国経済」の話でした。

バイデン大統領:ウクライナ訪問
ウクライナ首都のキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したバイデン大統領。

引き続き、米国の大きな軍事支援を確約しました。
中国の偵察気球と思われる飛翔体を米国が撃墜し、米中に大きな緊張が走っています。
立ち位置としては明確にロシア側であり、ロシアに対して支援も行っているとみられる中国。
一方で、米国の最先端科学技術を自国で製品化するなど、経済など米国と全面的に強い関係を持っている中国。
中国は対外的にはウクライナ戦争に関して「中立的立場」を堅持してきました。
そして、米欧にも配慮する姿勢を貫いてきました。
Xi Jinping(習近平)中国家主席:ロシア訪問へ
米国及びNATO諸国がウクライナを完全にバックアップする姿勢を強める中、中国も動き出します。
まもなく、ロシアによるウクライナ侵攻から1年となります。
遂にXi Jinping(習近平)中国家主席が、ロシアを訪問します。
この時期に、中ロトップが直接会談することは非常に大きなことです。
何らかの大きな動きがあるとみられます。
まず、ウクライナ戦争の「一時停戦」が具体的に話し合われるでしょう。
そして、「停戦条件」などを綿密に詰めてゆくと考えられます。
すでに、様々なルートで「水面化の話し合い」が行われており、両トップの会談で最終確認となるでしょう。
まずは「一時停戦」となることを願うばかりですが、不透明な雲行きです。
強力な米国経済
非常に強い米国経済。
昨年、CPIが非常に強く上昇し、その傾向は続きます。

ここ20年でみても異常な高さの昨年のCPI上昇率。
そして、全ての物価が高止まりしている中、米国経済はフル稼働を続けます。
復調傾向にあるものの、最近は一時的に停滞している米株。
昨日は、Nasdaq関連株を中心に大きく下げました。
インフレが定着しつつある米国では、CPI上昇によりFRBの政策金利引き上げが続くとみられます。
ほぼ無尽蔵に基軸通貨の米ドルをすることができ、ウクライナへの軍事支援によって様々な分野が活況を続けます。
欧州株は堅調に復活を続けており、米国株もまた調整を繰り返しながら復調してゆくと考えます。