歴史的大転換が予期される2024年英国総選挙〜保守党から労働党へ・英国を勝利に導きながら大敗したチャーチル首相・大敗と退陣から復活〜|2024欧州選挙2

前回「全てがひっくり返った2024年フランス総選挙〜極右政党の超躍進・不安定化する欧州・「大きなChange」を望む民衆〜」の話でした。

目次

歴史的大転換が予期される2024年英国総選挙:保守党から労働党へ

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英国保守党の首相たち:左上からRishi Sunak英首相、Boris Johnson元英首相、David Cameron英外相(元英首相)、Theresa May元英首相(Wikipedia)

もうすぐ、英国現地時間2024年7月4日に総選挙の投票が締め切られます。

「空前の大敗北」が予想されているRishi Sunak首相率いる英国保守党。

党派現有議席数予想議席数(The Economist)
Labour(労働党)206322-515(中央値427)
Conservative(保守党)34531-213(中央値112)
2024英国総選挙の現有議席と予想

支持率では約40%の労働党に対して、約20%の保守党は「半分の支持率」です。

定数650の英国下院において、歴史的大転換が起こる予想です。

政権与党である保守党にとっては「超逆風」であり、議席は1/3程度に激減する見込みです。

私は大きな成果を
上げているのだが・・・

2年前に英国首相になって以来、専門の経済を中心に着実に英国を引っ張ってきたSunak首相。

ところが、英国民の見る目は極めて厳しい状況が続きます。

私も大きな成果を
上げているのだが・・・

先日、極右National Rallyが1回目の投票で首位に躍り出たフランスでは、間もなく決選投票です。

マクロン大統領率いるEnsemble Allianceは以前厳しい状況ですが、「大統領」であるマクロン氏。

政権基盤が弱くなるも、マクロン大統領が直ちに変わることはありません。

対して、我が国と同様の政治機構である英国は、保守党の大敗はSunak首相の退陣に即繋がります。

もう少し、首相を続けて
成果を上げ続けたかったが・・・

筆者はSunak首相の政策や人柄を高く評価しており、予想される保守党大敗は残念です。

一方で、2010年のDavid Cameron首相以来、14年5代に渡って首相を務めている保守党。

そろそろ、保守党から
労働党へ交代だろ!

という「民主主義発祥の地」英国ならではの「健全な政権交代論」とも言えそうです。

英国を勝利に導きながら大敗したチャーチル首相:大敗と退陣から復活

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Winston Churchill英国首相(Wikipedia)

強烈すぎる個性で、第二次世界大戦中の英国(大英帝国)を引っ張り続けたチャーチル首相。

私が大英帝国を
勝利を栄光に、勝利に導く!

私が求めるのは
Victory,Victoryのみだ!

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Adolf Hitler独総統(Wikipedia)

全Europeを
我がGermanyの手に!

我がゲルマン民族が
欧州を、世界を制圧するのだ!

当時は、ヒトラー率いるドイツ及び枢軸国が欧州を暴れ回っていました。

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1941年ヨーロッパ支配圏(歴史人2021年8月号 ABCアーク)

欧州全土が「ほとんどドイツ・枢軸国」となっていた1940年頃。

英国は、ドイツ軍の空軍によって首都ロンドンが空襲を受け続け、

なぜ、Germanyの軍は
こんなにも強いのだ・・・

元陸軍士官であり、海軍大臣を経験したチャーチル首相は、異例の「陸海軍を知る」首相でした。

あとはUnited Statesに
こちら側で参戦してもらって、枢軸を潰す!

HitlerもJapanも
まとめて、叩き潰してやるわ!

一時は「風前の灯火」とも言われた英国でしたが、1944年頃からは勝利に向かいました。

この私のお陰で、我がUnited Kigdomは
勝利に向かっているのだ!

そして、第二次世界大戦終戦直前の1945年7月に英国総選挙となりました。

この時、1935年から3代続けて英国首相となっていた保守党のチャーチルは、

私が顔なのだから、
選挙は楽勝だろう!

と考えていたものの、総選挙では大敗を喫し、

はっ?
なんで?

首相の座を去りました。

勝利したものの、首都ロンドンは荒廃し、かつて世界一だった大英帝国は弱体化しました。

そろそろ、保守党から
労働党へ交代だろ!

という声で、大敗して一時は政権を去ったチャーチル。

ところが、その超個性的キャラクターと猛烈なパワーで、再び1951年に英首相に返り咲きました。

もう一度
私が首相をやる!

今回、予想される「保守党の大敗北」もこの時と状況は大変似ているように思われます。

時代の変革期に合わせて、適切な政権交代が行われ、それを機に再度強化するのが英国という国家です。

今回、予想される通り「保守党大敗北」とSunak首相退陣後、数年は労働党の天下になりそうです。

それもまた、「英国ならではの再起動」のプロセスとなりそうです。

そして、長い目で見て、確実に英国は良い方向へ向かっていると考えます。

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