前回は「国家元首は自らのカラーを強く打ち出そう3」の話でした。
「上を向いて歩こう」の歌

ここで、国家元首たる我が国の首相には、是非とも「独自カラーを出して欲しい」ことを書きました。
今回は、政治家や官僚の方々の会見などにおける、「話し方」の話です。
上を向〜いて・・・
歩こ〜う・・・
日本人なら誰でも知っている、坂本九さんの「上を向いて歩こう」です。
海外では「Sukiyaki」という名前ですが、一定の知名度があります。
大抵の日本人は、この歌が好きです。
残念な日本の政治家の記者会見:上は向かなくても前を向く姿勢の欠如

ところで、日本の政治家や官僚が会見するときに、暗澹たる気持ちになるのは僕だけでしょうか。
いつも下を向いています。
ず〜っと下を向いて、
日本政府としては、
〜に対しては・・・
用意された原稿を読んで、
〜と考えており、
各大臣で緊密に連携しながら、
時々上を向いて、
〜が大事だと
考えております。
またず〜っと下向いて原稿読みます。
「各大臣が緊密に連携する」のは当然のことであり、発表する必要がないことです。
〜のことを
遺憾と考え、・・・
終わる頃に、ようやく顔をあげて、
〜です。
みたいに終わります。
オリンピックの時の橋本元大臣も、いつも下向いていた印象です。
官僚の方は、あまり表にでる立場でもないので、下を向くことが多くても良いと思います。
「なんらかのメッセージを発すること」は政治家の大事な仕事の一つだと思います。
政治家の皆様には、ぜひ上は向かなくてもいいですから、前を向いて欲しいと思います。
今コロナ禍で、日本の政治家はマスクをつけていることが多いですが、海外の政治家はほとんど付けていないです。
これは文化や風習の違いもあると思うのですが、会見している時は距離もあるしマスクは要らないように思います。
どうしても「感染予防を!」というならば、あの透明アクリルでガードした方がよほど見栄えが良いと思います。