前回は「「自信があれば、望む場所に到達出来る!」ドナルド・トランプ〜Trump Organization巨大化・巨額債務と倒産・”America First!”の極めて素直な姿勢と猛烈なパワー〜」の話でした。
超個性的でド迫力の各国元首たち:迫力不足の日本総理大臣

世界各国、特に有力な国家の国家元首は、ほぼ全員が個性的です。
トランプ大統領のド迫力は例外的としても、マクロん大統領やメローニ首相も、かなりの迫力があります。
英国は、ジョンソン元首相、スナク前首相とド迫力が続き、現在のスターマー首相は大人しめです。
対して、日本の総理大臣は、歴代そろって大人しめです。
比較的個性的だった小泉純一郎元首相ですら、迫力があったのは「内向き」でした。
小泉元首相の迫力は、あくまで「国内限定」であり、対外的には大人しい人でした。
ウクライナ戦争・ガザ戦争など、大戦争が各地で勃発している現代。
ウクライナ戦争は「列強の代理戦争」化しており、「第三次世界大戦に近い」状況となっています。

第二次世界大戦においては、当然ながら、列強の各国の国家元首達は、猛烈な個性を持っていました。
そして、超パワフルで、とてつもない馬力で国家を牽引したのが、上の国家元首達でした。
「最高の形」でWW2参戦したルーズベルト大統領の大神謀

1882年生まれで、超例外の四選を果たしたルーズベルト大統領。
米国において、「偉大な大統領ランキング」では、常にトップを争う存在であるルーズベルト大統領。

名門ルーズベルト家出身だったフランクリン・ルーズベルトは、ハーバード大学を卒業しました。
その後、日本の大学院にあたるコロンビア大学ロースクールを終了して弁護士になりました。
ハーバード大学、コロンビア大学共に世界有数の超名門校であり、いわば超エリートだったルーズベルト。

辣腕弁護士から、
州議会議員になり、海軍次官へ!



そしてニューヨーク知事から
米大統領へ!
着実に、そして猛烈な勢いで、権力の階段を大爆走したルーズベルト。
類まれな大政治力を持っていたルーズベルトは、世界史の中でも光っています。
大恐慌時代に、米国および世界を牽引したニュー・ディール政策はじめ、多数の政策を強行しました。
なんといっても、ルーズベルト大統領が光っているのは、第二次世界大戦の「米参戦への道」でした。
第二次世界大戦の真っ只中の、1940年11月5日に行われた米大統領選挙。
ルーズベルト大統領は、現代では禁止である「三選目指す」選挙に挑みました。
当時は、支持率が極めて高かったルーズベルト大統領でしたが、「特大の悩み」がありました。



Europeで戦争やっている
みたいだけど、我がUSは関係ないよね。



それは当たり前だ・・・
Europe各国に武器など売れば良い!



Europeの戦争に介入して、
我がUSの若者が死ぬなんて、馬鹿げてるわ!
ヒトラー率いるドイツ軍が猛烈な勢いであった当時。


欧州全土が「ドイツおよび枢軸国」となりかねない状況でした。
大統領選挙の約半年前の1940年6月には、「欧州の顔」であり続けたフランスがドイツに降伏。



我がUKは、絶対に
Hitlerに屈しない!
もう一つの「欧州の顔」であり、チャーチル率いる大英帝国もまた「青色吐息状態」でした。
アジアでは、蒋介石率いる中国軍が、大日本帝国軍に押し捲られている中、



我がUSは、UKやChinaを
陰から支援し続けている・・・



この支援を今後拡大するが、
我がUSは参戦せねばならんだろう・・・



だが、「US参戦」など口にしたら、
大統領選に敗北してしまう・・・
圧倒的に「戦争不介入」だった民衆に対して、「米国参戦」など言ったら一発でアウトでした。



皆さん!
私は、USの若者を絶対に欧州に送りません!



我がUSは、
欧州の戦争には絶対参戦しません!



それなら、大統領は
Rooseveltね!


こうして「地滑り的大勝利」を飾り、三選果たしたルーズベルト大統領。



よしっ!
史上初めての三選だ!
このあと超異例である「四選」となるルーズベルトですが、「三選」も彼だけです。



あとは、どうやって、US国民が
納得する形で、参戦するか・・・
1940年の大統領選挙前に「米国参戦」を決めていたに違いないルーズベルト大統領。
その後、大日本帝国が「当て馬」にされて、米国は「最高の形で参戦」となりました。


一年以上かけて、念入りに作り上げられた「史上最高の戦争計画」でした。



Remember
Pearl Harbor!
そして”Remember Pearl Harbor!”の「民衆を鼓舞する掛け声」も最高ランクです。
米国民に対して、神謀を持って「巨大な嘘をついた」ルーズベルト大統領。
嘘も、ここまで巨大になると「嘘でなくなる」ものです。
この不思議な原理を、根幹から理解していた数少ない人物の一人がフランクリン・ルーズベルトでした。