前回は「世界最大の消費地であり続けたアジア〜大英帝国の無法とアヘン戦争・米英関税Deal成立の「既定路線」・トランプ流関税戦争の行方〜」の話でした。
「数字」で世界を揺さぶり続けるトランプ大統領

今年2025年4月に突然、「関税大幅アップ」をぶち上げたトランプ大統領。

Trump Tariffs on
“Liberation Day”.
国 | 関税アップ率 |
UK | 10% |
EU | 20% |
Canada | 25% |
China | 54% (以前のアップを含む) |
Japan | 24% |
Australia | 10% |



世界各国の
関税を大幅に上げる!



だが、交渉次第では
「匙加減」してやってもいいぞ!
米国から、というよりも、トランプ大統領から一方的に「関税率アップの数字」を提示された各国。



我がJapanは、
貴国・米国の同盟国です・・・



どうか、
ぜひ「お手柔らかに」して頂ければ・・・
水面下で様々な交渉があった「日米関税交渉」の結果、



我が国は、追加関税の大幅
ダウンに成功!
日本は吹っ掛けられた「追加関税」の大幅ダウンに成功しました。



Japanの追加Tariff(関税)は
下げてやった・・・



その代わり、JapanはUSに、
$550 Billion Dollarsの投資をするのだ!



そして、その投資の90%は
我が国が取るのだ!
日本のみならず、EUなども「米国への大幅投資」を約束させられて、当面は関税をダウンさせました。
国 | 関税率 |
UK | 10% |
EU | 15% |
Japan | 15% |
Canada | 30% |
China | 30% |
India | 25% |
Mexico | 25% |
Taiwan | 20% |
トランプ大統領の「意向」は、連日世界中で報道されています。
そして、各国との約束は、「合意文書がない」ことも多く、



〜は、俺との約束を
守りろうとしない!



だから、〜は、すぐに
関税をアップさせる方針だ!
いつ、トランプ大統領の気が変わるか「不透明過ぎる」状況が続きます。
いわば、「関税という数字」で世界を揺さぶり続けているのがトランプ大統領です。
「巨大関税」反撃ではなく「非常手段」に打って出た清国政府


19世紀、すでに世界中の海を握り、世界の覇権国となっていた大英帝国。
対して、当時はすでに最大の人口と最大のGDPを抱えていた清国・中国。
当時においても、すでに人口はアジアが圧倒的に多く、所得が欧州より少ないアジアとはいえ、



Asiaの莫大な人口は、
市場として魅力的過ぎる・・・



さらにIndiaは、
我がUKの植民地だから、どうにでもなる・・・
英国領というよりも、明確な英国の植民地であったインドでは、苛烈な政治が行われていました。
まさに、「大英帝国のために存在する」のが、当時のインドおよびインド人たちでした。



ChinaのTeaが
莫大な需要があり、商人は儲かるが・・・



我が国の銀が
どんどんChinaに流れてしまう・・・
最大の人口をもつ清国が、莫大な生産量を持っていたTeaが、英国で爆売れしました。



よし・・・
Chinaにアヘンを売りつけて・・・



Chinaに流れた
銀を我がUKに取り戻すのだ・・・


清→大英帝国 | 茶 |
大英帝国→インド | 綿製品 |
インド→清 | アヘン |
そして、アヘンを介在させて、「銀の流れを大英帝国に戻す」スキームを産んだ大英帝国。
これが、アヘンでなく、普通のものであれば、



大英帝国の製品に対して、
巨大関税を課すのだ!
当時、「大英帝国の植民地」であったインドから入ってくるモノは、「大英帝国からの輸入」であり、



「インドからの輸入」という
扱いであれば、インドにも巨大関税を!
清国政府が、現代のトランプ大統領と同様に「巨大関税」攻撃を「為し得た」のが清国政府でした。
ところが、事実上の大英帝国であるインドから入ってくるものが、アヘンという麻薬であったため、



堂々と、麻薬を
我が国に売りつけおって・・・



これでは、仮に巨大関税を
掛けたところで・・・



我が国で
麻薬中毒者が増えてしまう・・・
さらに「麻薬の国家間取引」は、「正規ルート」ではなく「裏ルート」が多数ありました。



「裏ルート」が多数ある中、
巨大関税で反撃しても・・・



効果は限定的であり、
どうにもならない・・・
この「正規ルート」と「裏ルート」がある点が、現代の関税戦争と大きく異なった状況でした。
この「正規と裏」の有無の違いは、とてつもなく大きなことでした。



こうなったら、モノである
アヘン自体を消すしかない・・・
トランプ大統領のように、「お金目的」では済まない事態となった「清国へのアヘン流入」。
事態が「国家戦略・外交戦略」を遥かに超えていた事態に対し、清国政府は、



これは、UKに
出るとこ、出なければ・・・



そもそも、UKなど
いなくても・・・



我が国と取引したい
国は、周囲に無数あるのだ!
「中華思想」に基づき、大英帝国に対して「非常手段」を取ることになりました。