政府・自治体が実施すべき「書店への大規模助成」〜街からどんどん消えてゆく書店・「早くて楽」なネット通販〜|街の書店1・都市問題

前回は「駄菓子屋さんで街・都市を活性化〜子どもたちの「遊びの拠点」・費用対効果抜群の政策・都市と建築と小売業界への波及・子どもを大事にする視点・「場当たり的」で「棚上げ」が得意な日本政府〜」の話でした。

目次

街からどんどん消えてゆく書店:「早くて楽」なネット通販

New Global Voyage
図書館の本(新地球未来紀行)

ネット全盛の社会となって、10年以上が経過しました。

電車の中では、ほとんどの人がスマホを眺めている光景となり、本を読んでいる人は少数派です。

筆者は本が好きなので、電車などでの移動の際は本を読んでいますが、

Yoshitaka Uchino

メールなどの連絡や、
最新情報はスマホに頼らざるを得ません。

とにかく便利すぎて、社会の根幹に浸透したスマホ。

もはや「スマホなしでは生活できない」状況になり、ネット決済やSUICAなどの機能もあるため、

日本人S

あっ、
スマホなくした!

日本人S

どうしよう!
大変なことになった・・・

「スマホをなくす」ことは、「カードなどを含む財布をなくす」以上の大打撃となる時代です。

そして、スマホではネットでなんでも購入できるので、

日本人B

あの本が欲しいけど、
ネットで買えば、早いし楽!

本やパソコン周辺機器から日常品まで、なんでもネットで買うと「早くて楽」です。

大型書店

書店を経営しているけど、
儲からない・・・

ただでさえ「ネット社会」で、書籍や雑誌の売り上げが急速に落ちている中、

大型書店

大勢の人が、ネットで
本を買うから・・・

大型書店

昔と比べて、書店に来る人は、
だいぶ少なくなってしまった・・・

「ネットで本が簡単に、楽に、幅広く」購入可能なので、書店に行く人も減ってしまいました。

これは「社会が変わったこと」が理由であり、やむを得ないことかもしれません。

大型書店

採算性が
取れない以上、閉店するしかない・・・

そして、街からは書店が、どんどん姿を消しています。

「郊外型書店」もありますが、多くの書店は、駅や中心街に近い便利なところにあります。

大型書店

賃料も高いし、
人件費も高まっている・・・

賃料だけでも高額であり、書店の経営は非常に難しい状況に追い込まれています。

書店の経営の根幹が揺らぎ、ビジネスが成り立ちにくい状況です。

政府・自治体が実施すべき「書店への大規模助成」

新地球紀行
東京(新地球紀行)
Yoshitaka Uchino

仕事で急に必要な本を購入するには、
ネットが便利です。

仕事で緊急に必要な本は、「買いに行く時間もない」ことが多いので、

Yoshitaka Uchino

Amazonで探したら、
あったから、即購入!

Amazonなどで購入すれば、「翌日に会社に到着」するので、すぐに仕事に利用できます。

仕事などの面では、メールなどを含めて緊急性が高いため、「何事もネット」にならざるを得ません。

一方で、書店、特に子どもから大人向けの本や専門書を多数有する大型書店の存在は貴重です。

Yoshitaka Uchino

ちょっと書店に行って、
欲しい本を買おうか・・・

子ども

うん、
本屋さんに行く!

子どもと図書館にゆく感じで、本屋さんにゆき、

子ども

う〜んと、
この本も良いし、こっちも良いかな・・・

Yoshitaka Uchino

ちゃんと読むなら買うから、
本当に欲しい本を選んで・・・

子ども

う〜ん、
この本が良い!

このように「子どもが自ら読む本を選ぶ」行為は、子どもの成長に重要と考えます。

この観点から、「街から書店が消えてゆく」のは、子どもの成長に悪影響が出ると考えます。

ネットで購入した本ばかり、子どもに与えると、

子ども

次はこの本を
読めば良いのかな・・・

子どもたちは「自ら選択する」機会が減少してしまいます。

人生は「選択の結果」とも言え、何事も「自ら選択する」ことは、人生の根幹です。

一方で、

大型書店

駅の付近や
中心街の賃料が高い・・・

どう考えても、「駅の近く」や「中心街付近」の高額な賃料を「賄うのが厳しい」のが書店です。

ここは、日本政府や自治体が、一定の条件のもとに「書店に賃料を補助」すべきと考えます。

自治体

駅の付近など、一定の条件を
満たせば、賃料の一部を補助します。

「誰・どの組織を助成するか」は、難しい問題です。

「書店は教育と文化の中心」であることを考えると、書店への大規模な助成は重要です。

政府や自治体は、「書店への大規模な助成」を早期に実施すべきと考えます。

New Global Voyage

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