前回は「同盟国とすべき最良の国・英国〜英海軍と海上自衛隊の共演@テムズ川・幕末維新以降の深い日英関係〜」の話でした。
強力に推進すべき日英「2プラス2」枠組:日英伊の次世代戦闘機

今年政権交代が起こり、2024年7月5日に英国首相に就任したStarmer首相。
Starmer首相は石破首相と訪問先のブラジルで会談して、

Ishiba首相、我がUnited Kingdomと
Japanの関係強めましょう!
日英の関係を、さらに強化する方針を明確にしました。





スターマー首相、
ぜひ、日英関係を強化しましょう!
当然のことながら、日本側も英国との関係強化に同意しました。
そして、外務・経済閣僚による経済版「2プラス2」を新設すると合意した両首脳。
日本にとって、「2プラス2」の枠組みを構成するのは「米国に次ぐ国家」となります。
「2プラス2」は「準同盟」と表現されるほど、強固な関係です。
これは大変良い方向であり、英国と更なる関係を強化して欲しい。



そういえば、
日英伊次世代戦闘機の話もありましたね!





そう!
イタリアも忘れないでね!



日英伊次世代戦闘機を
どんどん開発進めましょう!
2022年12月に合意した「日英伊次世代戦闘機」ですが、二年経過しても「基本骨格がない」状況です。
2035年の配備を目指している日英伊三国ですが、「遅々として進まない」状況に対して、



すぐ近くのUkraineで、
戦争は続いているし・・・



防衛に関する協定は
早く進めましょう!
かつて、中国の「一帯一路構想」を受け入れていたものの、破棄に至ったイタリア。
おそらく、イタリアとしては、



United KingdomとJapanと
親しくすることは、国益にかなう!
日英との協力関係推進は非常に良いことであり、「是非とも推進したい」でしょう。
「日英伊」の新たな関係構築の未来:日英同盟と日独伊三国同盟


今年2024年8月27〜29日に行われた日豪伊独仏の海軍の共同訓練。
この訓練の場に、イタリアは空母カブールを出動させました。
各国海軍(自衛隊) | 参加部隊・艦艇 |
海上自衛隊 | 護衛艦「いずも」、護衛艦「おおなみ」、潜水艦、P-1 |
オーストラリア海軍 | 駆逐艦「シドニー」 |
イタリア海軍 | 空母「カブール」、フリゲート艦「アルピーノ」、 哨戒艦「モンテクッコリ」 |
ドイツ海軍 | フリゲート艦「バーデン・ヴュルテンベルク」 補給艦「フランクフルト・アム・マイン」 |
フランス海軍 | フリゲート艦「ブルターニュ」 |
この共同訓練に関する話は、上記リンクでご紹介しています。
中国との関係を「見直した」イタリアにとって、



Chinaと親しくしようと思ったけど、
やっぱりやめた・・・



Chinaでなければ、Asiaでは
やっぱりJapanかな・・・
このように思っていることは明白であり、日本にとっては非常に良いことです。
イタリアとは、第二次世界大戦では悪名高い「日独伊三国同盟」を締結した日本。





GermanyとJapanの同盟に
我がItalyも加わりたい!
この時のイタリアのスタンスは、「日独の同盟に加わる」姿勢でした。
いわば、日本側からすれば、



とにかくドイツと
軍事同盟を締結するのだ!
「主たる同盟相手はドイツ」であり、



イタリアか・・・
仲間が増えるのは大変結構!
「仲間が増えるのはベター」という姿勢でした。
そもそも、この頃のドイツとイタリアの国家体制は「双子」とも言えるほど緊密な関係でした。



欧州最強のGermanyと
ぜひ関係を深めたい!
「ドイツと同盟したい」のがイタリアの発想でした。
つまり、日伊双方にとって、



イタリアと(軍事)同盟を
締結して具体的なメリットは何だ?



Japanは少し遠いが、我がItalyが
Asiaに影響を持つことは良いことだ・・・
「同盟の具体的メリット」が、非常に曖昧な状況でした。





よく分からんが、
イタリアも仲間になるのは良い!



Japanとは、あまり付き合ったことが
ないが、まあ良い!
日伊双方が「なんとなく、ドイツのついでに」という感じでした。
対して、1902年に締結した日英同盟は、日英双方のメリットが明確でした。
双方にとって「ロシア帝国を抑え込む」ことが大事であった日英同盟。
「日本のメリット」の方が大きかったのは事実ですが、日本(大日本帝国)にとって良い同盟でした。


1905年の日本海海戦での快勝では、日英同盟が隅から隅まで強く影響しています。
そもそも、戦艦三笠は大英帝国製であり、他の戦艦も大英帝国製が多かった旧日本海軍。



我がGreat Britainは、
Japanを徹底支援する!
そして、政治面でも日本(大日本帝国)に「巨大なメリット」をもたらした日英同盟。
「日英伊の準同盟的強力関係」の推進は、新たな世界に大きな影響をもたらす可能性大です。
日本政府には、是非とも「陣頭に立つ気持ち」で「日英伊関係強化」を推進して欲しい。