前回は「ロシアと欧州 2」の話でした。

ウクライナ軍が反撃に転じて、東部の都市の奪還を進めています。
BBCニュース


ウクライナ、1000平方キロ超の領土奪還と大統領 「30以上の集落を解放」と – BBCニュース
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日夜のビデオ演説で、この1週間で同国南部と東部の1000平方キロメートル以上の領土をロシア軍から奪還したと発表した。
「1000平方キロ以上の領土奪還」とゼレンスキー大統領は発表しました。

エネルギー・資源・IT・資金力・軍事と全ての分野で堅調な米国が、ウクライナを支援する中、ロシアは苦闘しています。
JP

ロシア「特殊作戦は継続」、ウクライナ軍のハリコフ反撃に言及せず
[ロンドン 12日 ロイター] – ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、ロシア軍がウクライナ東部ハリコフ州の要衝から撤退を余儀なくされたことについて、ウクライナにお…
ウクライナは、米国などの西側諸国に「さらに武器供与を要請」しています。
これまで、米国が拒否してきた「長距離ミサイル」まで要請を進めています。
WSJ Japan

WSJスクープ | ウクライナ、兵器の追加供与要請へ 長距離ミサイルにも言及
ウクライナは米国など西側諸国に兵器の大規模追加供与を求める考えを示しており、米政府がこれまで拒否してきた長距離ミサイルにも言及していることが分かった。
米国が「長距離ミサイル提供を拒否」していたのは、ロシア本国に反撃することで、状況の悪化を避けるためと考えます。
しかし、「拒否していた長距離ミサイル提供」を「要請している」とメディアに出る事実は大きいです。
米国が「提供を検討」していると考えます。
欧州は、エネルギー危機と高いインフレで、ウクライナへ支援する余裕がありません。
そして、英国はエリザベス女王死去により、悲しみに沈んでいます。
BBCニュース


エリザベス女王の棺、バルモラル城からエディンバラに到着 各地で大勢の市民が見送り – BBCニュース
英王室のエリザベス女王の棺が11日、スコットランド・バルモラル城を出発し、6時間かけてエディンバラに到着した。
ウクライナへの武器提供は、「米国しかできない」状況にあります。
武器提供によって、さらに軍事力・科学技術の発展に拍車がかかる米国。
ドルが、非常に強くなっています。

ユーロは、かつてないほど対ドルで下落しています。
このユーロ安が短期的に、欧州経済に与える影響は、良いかも知れません。
軍事・科学・経済分野において、米国が牽引する状況が明確になり、株式市場はしばらくは復調して安定すると考えます。
欧州の不安定な状況とウクライナ情勢によって、短期的に大きな下落場面もあるでしょう。
全体的には、年末にかけて少し上がると考えます。