ロシアと欧州 2〜一進一退のウクライナ軍とロシア軍・混乱続く英国・エリザベス女王崩御・FRBの狙いと米株価の調整〜|露ウクライナ侵攻

前回は「ロシアと欧州 1〜ヘルソンの奪回図るウクライナ軍・天然資源・エネルギー戦略・ノルドストリームと欧州・堅調な米軍需産業と不安定な米株式市場〜」の話でした。

目次

一進一退のウクライナ軍とロシア軍

Volodymyr Zelenskyウクライナ大統領(Wikipedia)

ウクライナ軍の反撃が続いています。

ウクライナ東部で反撃を強めているウクライナ軍に対して、ロシア軍は要衝から撤退しました。

広がっている戦線を「再編成する」ことは、戦術上重要なことです。

そのため、直ちに「ロシアの敗勢が強まっている」とは判断できない状況です。

Vladimir Putin露大統領(Wikipedia)

混乱続く英国:エリザベス女王崩御

左上から時計回りに、Boris Johnson英首相、Olaf Scholz独首相、Emmanuel Macron仏大統領、Mario Draghi伊首相(Wikipedia)

かつてはウクライナ側に強く加担し、欧州を牽引し続けていた英国。

その英国では、政治の混乱が続いています。

さらに、エリザベス女王が亡くなり、英国は今悲しみに浸っています。

キープレイヤーが不在となった欧州は、ロシアに押されている状況です。

ロシアが「ガス上限価格設定は、供給停止」と主張しているため、EUでは足並みが揃わない状況です。

非常に強力な米国の武器供与に、悩むロシア。

FRBの狙いと米株価の調整

Jerome Powell FRB議長(Wikipedia)

FRBは、今月0.75%の追加利上げを実施する方針を固めました。

そして、さらに11月、12月にも追加利上げの方向です。

高いインフレに対して、中央銀行の「急速な利上げ」で具体的な手を打ち続ける米国。

FRBのパウエル長官ら幹部は、一時的な株価下落は、「むしろ健全化のために必要」と考えていると思われます。

下落続けていた米株価は、先週末に上昇し、少し強気な方向に傾きそうです。

新地球紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次