前回は「ロシアと欧州 1」の話でした。

ロシアによるウクライナ侵攻が開始して、半年以上が経過しました。
ウクライナに大量の武器・弾薬等を提供している米国。
JP

ウクライナ、西側供与の武器で絶大な戦果=米軍幹部
[ラムシュタイン空軍基地(ドイツ) 8日 ロイター] – 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は8日、ウクライナは西側諸国の最新兵器で絶大な戦果を挙げていると述べ…
西側の最新兵器の提供が「絶大な効果を挙げている」と、発表しました。
「西側」の中でも、最も最新で優れた武器を持っている米国。
対するロシアも武器・弾薬の減少に悩んでいる状況です。
BBCニュース


北朝鮮がロシアに武器提供か ロケット弾や砲弾「数百万発」=米当局 – BBCニュース
アメリカの当局者は5日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアが、北朝鮮から数百万発のロケット弾や砲弾を調達しようとしているとの見方を示した。
そして、ロシアが「北朝鮮から数百万発相当の弾薬を購入」と、米当局が発表しました。
明確にロシア側についている北朝鮮としては、当然のことかも知れません。
原油・天然ガスの高騰で、当初想定していたよりも経済が堅調なロシア。
武器弾薬を購入する現金を沢山保有し、エネルギーと武器の「物々交換」も可能です。

中国とも武器取引を強めたいと考えているロシア。
しかし、中国としては、非常に難しい立場です。
欧州が混乱している中、ロシアとウクライナの仲介に入る国がない状況で、停戦の様子が見えません。
2000年代から、大きな問題となっていた「サイバー攻撃」に関して、国際協力が進みます。
それぞれの国家のカラーに合わせた協力関係が構築され、非常に多岐にわたる軍事技術の発展が起きています。

「安倍前首相の国葬」を間近に控える日本。
ロシアも北朝鮮も「すぐ隣の国」です。
歴史的に見て、ロシアはアジアに「進出を続けている」国です。
ロシア・中国・北朝鮮と接している日本。
いわば、「世界で最も危険な場所にある」と言っても良いかも知れません。
日本の防衛を考えるとき、「日本が主体的な」国家間協力の構築を本気で考える時期と考えます。