前回は「中国の挑戦 2〜ロックダウンと干ばつ〜」の話でした。

シージンピン(習近平)国家主席が、プーチン大統領と会談しました。
BBCニュース


プーチン氏と習氏が会談 ウクライナめぐる中国の「懸念」にロシアが理解示す – BBCニュース
ロシアのプーチン大統領と、中国の習国家主席が15日、ウズベキスタンで対面会談した。ロシアのウクライナ侵攻以降、両首脳が会うのは初めて。プーチン氏は、中国の「懸念」…
両首脳の直接会談は、ロシアによるウクライナ侵攻後、初めてです。

上海協力機構(SCO)開催に合わせて、行われた会談。
中露両国の強い結びつきが確認されました。
「少しでも味方が欲しい」ロシアと、「エネルギーを割引価格で購入できる」中国はウィン・ウィン関係です。
北朝鮮などから武器提供を受けているロシア。
大国であり、膨大な資金・軍事力を持つ中国にも、武器提供を打診しているでしょう。
しかし、ここで中国が「ロシアへ武器提供」という一線を超えると、欧米との対立が確定してしまいます。
そのため、中国は「一線を引く」と見られています。
SCO加盟国であり、中央アジアの旧ソ連構成国ですら、「ウクライナ侵攻を支持していない」実態もあります。
JP

焦点:エネ供給武器のプーチン戦略、「ロシアにも痛手」の試算
「西側へのエネルギー供給を場合によっては、完全に停止する」――。ウクライナ侵攻を巡って欧米との関係悪化が続くロシアのプーチン大統領によるこうした脅しは、ロシアにと…
欧州への「エネルギー供給停止」を仄めかしている、プーチン大統領。
しかし、あまりに大きな転換のため、ロシアにとっても苦難の道となります。

バイデン大統領が、米国の技術保護・国内回帰を掲げ、中国は様々な分野で打撃を受けました。
混乱が続く世界情勢・経済。
米株価は下落を続け、S&Pは「下値支持線」と言われる3900を下回りました。
JP

米国株式市場=大幅続落、景気懸念で安全資産に資金逃避
米国株式市場は大幅続落して終了した。米宅配大手フェデックスが前日に発表した暫定決算で景気減速により世界的に出荷量が低迷したと明らかにしたことを受け、安全資産への…
水面下では、米国・欧州とロシア・中国が双方で協議を続けていますが、ウクライナ侵攻の停戦へは遠い道のりです。
プーチン大統領と親しく話せる、シージンピン(習近平)国家主席に、仲裁に入って欲しいと考えます。
混乱が続き、当面株価は下がった状態で、調整が続きそうです。