決戦戦争と持久戦争〜「武力vs政治など他の手段」と戦争の性質・イラン攻撃開始した米国・戦争が飛躍的成長生む軍産複合国家〜|石原莞爾「最終戦争論」2

前回は「世界を恫喝し続けている米国〜1940年頃の日本への圧迫・驚愕の「グリーンランドは米国へ」・揺れる世界中の島の権益の行方〜」の話でした。

目次

イラン攻撃開始した米国:戦争が飛躍的成長生む軍産複合国家

New Global Voyage
左上から時計回りにDonald Trump米大統領、Keir Starmer英首相、Emmanuel Macron仏大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席(Wikipedia)

2026年2月28日、米国はイラン攻撃を開始しました。

Trump

我がUSの
Iran攻撃の名称は”Epic Fury”だ!

“Epic Fury”は「壮絶な怒り」であり、強烈な恫喝の意思を含んでいます。

米国と共にイラン攻撃したイスラエルは、”Lion’s Roar”(獅子の雄たけび)作戦と呼んでいます。

作戦の名称の是非は別として、とにかく「次々と戦争を起こす国家」である米国。

Trump

Iranは、アメリカを標的とした
「終わりのない流血と集団殺りく」を展開してきた!

トランプ大統領の怒りは尋常ならざるレベルであり、これには「イランの言い分」もあるはずです。

いずれにしても、「戦争が飛躍的成長生む軍産複合国家」であるのが米国です。

「戦争を好む国家」や「戦争によって成長が促進する国家」は、他にも存在します。

ところが、「戦争が飛躍的成長生む国家」は米国のみです。

そして、「AIバブル」と言われる中、「バブルにせず、このまま突き進む」姿勢を見せている米国。

決戦戦争と持久戦争:「武力vs政治など他の手段」と戦争の性質

New Global Voyage
石原莞爾 参謀本部作戦課長(別冊 1億人の昭和史1930年 恐慌と軍拡のはざまで 毎日新聞社)

大東亜戦争・第二次世界大戦において、「最終戦争論」を著した石原莞爾。

1940年頃、米国はハワイに大艦隊を配置し、アジア太平洋を圧迫していました。

石原莞爾

つまりアメリカは、彼らの
対日政策を遂行するために・・・

石原莞爾

海軍力を盛んに使っているので
ありますが・・・

石原莞爾

間接の使用でありますから、
まだ戦争ではありません。

この「艦隊による圧迫」を「戦争の一歩手前」としながらも、「戦争ではない」と明確に表現した石原。

NEw Global Voyage
最終戦争論(石原莞爾 中公文庫)

今回も続いて、最終戦争論を読み進めます。

石原莞爾

戦争の特徴は、分かりきったことでありますが、
武力戦にあるのです。

石原莞爾

しかし、その武力の価値が、
それ以外の戦争の手段に対して・・・

石原莞爾

どれだけの位置をしめるか、ということによって、
戦争に二つの傾向が起きて来るのであります。

石原莞爾

武力の価値が他の手段に比べて高いほど、
戦争は男性的で力強く、太く、短くなるのであります。

石原莞爾

言い換えれば、陽性の戦争−これを私は
決戦戦争と命名しています。

石原莞爾

ところが、色々の事情によって、武力の価値が
それ以外の手段・・・

石原莞爾

即ち、政治的手段に対して対して
絶対的でなくなる・・・

石原莞爾

−比較的価値が低くなるに従って、戦争は細く、
長く、女性的に、即ち、陰性の戦争になるのであります。

石原莞爾

これを持久戦争と
言います。

戦争名称武力vs他の手段性質
決戦戦争武力>> 他の手段男性的・陽性
持久戦争武力<<他の手段女性的・陰性
石原莞爾による戦争の性質

上の表のように「戦争の性質」を明確に分けた石原莞爾。

ここで「武力と他の手段を比較している」点が最大のポイントです。

米国の戦争は、明らかに「決戦戦争」です。

第二次世界大戦にように長引く場合は、主に「相手が尋常ならざる抵抗を見せた」場合となります。

ベトナム戦争のように長引くのは、主に「米国の戦略が失敗した」場合となります。

いずれにしても「決戦戦争をふっかけ続けている」米国は、今後も世界を引っ張ってゆきそうです。

New Global Voyage

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次