前回は「冴わたる英国のリーダーシップ〜世界大戦発祥の地=欧州・「大英帝国のプライド」示したスターマー首相・国王チャールズの登場〜」の話でした。
Logistics Warを強化するトランプ大統領:対立深める米国と欧州


You are not in a good
position!



You are gambling with
WW3!



Make a deal or
we are out!



・・・・・
2025年2月28日、ワシントンでのトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談は決裂しました。



我がUKは、
Ukraineを完全サポートしますよ!



そして、Europeは
一丸となって、Ukraineを支えます!



有難う
御座います!
米国と対照的、というよりも「180度異なる姿勢」を示した英国及び欧州。
本来、米国と欧州が一丸となって、ロシアと中国に対峙する構図が、「仲間割れ」の状況になりました。
「仲間割れ」になったら、「もともと仲間」の内部で折り合うのが普通ですが、



この俺が折れるはずが
ないだろう・・・



俺は「Dealの帝王」
なのだ・・・
そもそも「Dealの帝王」を自認するトランプ大統領に「折れること」を望むのは無理でした。



ならば、我がUSは
Ukraineへの軍事支援を停止する!
当然の如く、トランプ大統領は「ウクライナへの軍事支援停止」を発表しました。
この「米国のウクライナ軍事支援停止」は、欧州首脳は十分予期できたはずです。
ウクライナ支援をめぐる状況だけでも、米国と欧州の対立が強まる中、



Canadaは
USからの輸入品に関税をかける!



USからのオレンジジュースや
ウィスキーに25%の関税をかける!
カナダのトルドー首相は、米国の強行姿勢に対して「強行姿勢で答える」姿勢を鮮明にしています。



USが、さらに関税を掛けるなら、
こちらも「さらに」やるしかない!
“Tarrif War”というよりも、軍事的要素を含む”Logistics War”となりつつあります。



そうか、ならばUSは
関税を更に追加しよう!
トランプ大統領は「レイズする」姿勢を強め、”Logistics War”を強化しようとしています。
「軍事支援停止」の切り札切った米国:ウクライナの「資源カード」


この”Logistics War”の影響は深刻になることは間違いありませんが、



USが軍事支援を
本当に止めたら・・・



我がUkraineは
Russiaに益々敗退してしまう・・・
米国の軍事支援停止による、ウクライナの深刻度は比較の対象にならないほどの危機的状況です。
ウクライナ戦争の初期に、CNNは、



RussiaとUkrainでは、
国力が全然違い・・・



両国は「巨人と少年」
のようなもの・・・
ロシアとウクライナを「巨人と少年」と表現しました。
項目 | ウクライナ | ロシア | ロシア/ウクライナ |
現役兵力(万人) | 19.6 | 90 | 4.6 |
装甲車(両) | 90 | 200 | 24.8 |
航空機(機) | 3,309 | 15,827 | 10.5 |
ヘリコプター(機) | 132 | 1,391 | 17.2 |
潜水艦(隻) | 0 | 49 | ∞(無限大) |
防衛費(億ドル) | 4.7 | 45.8 | 9.7 |
実際、ウクライナは相応の軍事力を有していましたが、ロシアは装甲車等で圧倒していました。



Ukraineなど、
侵攻すれば、すぐにケリがつく・・・
プーチン大統領が、このように考えたもの「一定の根拠」がありました。
開戦後3年が経過し、ウクライナが善戦している最大の理由が「米国の軍事+経済支援」でした。
もし、本当に「米国がウクライナ支援を停止」する状況が続けば、



Russiaが掌握する
我が国内の地域が増え・・・



我が国は
危機的状況に陥る・・・
このことは、トランプ大統領が「繰り返し伝えていたこと」でした。



だから、”You are not in a good
position!”と言っただろう!
この意味では、トランプ大統領の強行姿勢には「正当な根拠」がありました。
世界各国には「それぞれの事情」があり、調整することは常に困難を極めます。
この中、「Dealの帝王」トランプ大統領は、いきなり「切り札を切った」形になり、



我がUSが軍事支援停止したら、
Ukraineは破滅するだろう!
ウクライナを「一気に危機的状況に追い込む」ことを、チラつかせています。



USの軍事支援停止は、
なんとか止めなければ・・・



そのためには、「Russiaへの譲歩」
ではない要請を受け入れるしかない・・・
ゼレンスキー大統領は、「なんらかの米国の要請を受け入れる」他ない状況です。
ここで、



Ukraineが”Mineral Deal”に
サインする模様・・・
ウクライナが「資源カード」を切って、「米国に資源を渡す」情報が出てきました。
この「資源カード」はウクライナにとっては、「最も切りやすいカード」であり、



USヘ、我が国の
資源を渡すことは、譲歩できる・・・
ゼレンスキー大統領としては、「ウクライナ国民も納得しやすい」と考えているはずです。



とりあえず、俺の
Dealには、少しは応じたな・・・
そして、これでトランプ大統領のメンツも「少しは立つ」状況となりました。
ここで、トランプ大統領が満足するはずはなく、



よしっ!次は
和平Dealだな!
トランプ大統領は「次」を考え、さらに「次の次」を考え続けている模様です。
「世界中にケンカを吹っかけている」状況となっているトランプ大統領。
トランプ大統領の「次」だけでなく、「次の次」から先を読む必要がありそうです。
次回は上記リンクです。