前回は「極めて意義深い「天皇皇后両陛下の硫黄島訪問」〜死闘を超えた「超絶死闘」だった硫黄島の戦い・「先の大戦」ではなく〜」の話でした。
近年で倍近い価格となった国産米:「備蓄米放出」の謎

昨年から、国産米の値段が急激なスピードで上昇しています。
世界的なインフレによって、「デフレ天国」と呼ばれた日本においても、ほぼ全てのモノが値上がりしました。
食料品に関しても、ここ3年ほどの間で少しずつ上昇し、感覚的には20〜30%上昇しています。

お米の価格が上がっちゃって、
もう大変・・・
そして日本人にとって、「ザ・食料品」である米価格は、猛烈な勢いで上昇しました。


農林水産省の発表では、令和5年(2023年)に「15,315円/60kg」だった米価格。
この価格が、翌令和6年(2024年)には、「24,500円/60kg」と「約1.8倍」に上昇しています。
今年、令和7年4月となり、令和6年からも上昇が継続しているので、現在は令和5年の「約1.8倍」と考えます。
そもそも、令和元年から急速に下がり、令和3年には「12,804円/60kg」だった米価格。
この令和3年と比較すると、「倍以上」となっているのが米価格です。



お米が高すぎるから、
少し量を減らして、大事に食べようかな・・・
あまりに高くなってしまった国産米に対しては、このように「食べる量を減らす」考えになる人も増えています。



米が買えなくなっては
困るから、たくさん買っておこう!
あるいは、「米を買い占める」人も登場し、このように「需給バランスが悪くなる」と悪循環が続きます。



農水省は
備蓄米を放出します!
勇んで「備蓄米放出」を公表した農水省ですが、



大量の備蓄米が
市場に流れているはずだけど・・・



お米の価格は
全然下がらない・・・



そして、スーパーなどに
お米が少ない・・・
「備蓄米」によって「お米が市場に大量に流れた」とは到底思えず、「備蓄米放出」は謎です。
まさに「令和七不思議」の一つになりそうな、備蓄米の行方の謎。
日本文化破壊の瀬戸際:お米は「主食」を超えた「日本の精神」


言うまでもなく、お米は日本人にとって「主食」を超えた存在です。
青々と実る稲穂は、日本文化の象徴とも言えるでしょう。
もちろん、お米は東南アジアでも大量に色されていますが、まさに「稲穂のイメージ」は日本に合います。
お米が少なくなり過ぎ、「お米が食べられない」日本人が今後増えてゆくことは、「日本文化の破壊」です。



お米が高いから、
パンにするか・・・
幸いなことに、大量に食料が溢れている日本では、餓死のリスクは極めて低いです。
「食品ロス」と呼ばれる「賞味期限切れの食べ物を安易に廃棄」している日本。
今回の「令和米不足」は、「天罰」のようにも感じざるを得ません。
「天罰」かどうかは措いておくとして、政府・農水省には、超法的措置をとってでも米不足を解消して欲しい。





トランプ大統領の
関税攻撃への対処が・・・
世界中が、「トランプ流関税攻撃」への防御で手一杯の中、我が国も同様な状況です。
一方で、「日本人が米を食べる機会が減る」のは、日本人の精神や文化が停滞する方向に向かうのは確実です。
日本政府には「トランプ流関税攻撃」への対処よりも何よりも、「米不足への超緊急対処」を最優先して欲しい。