前回は「科学技術・イノベーションの地位が凋落続ける日本〜イノベーションへ後押しする中国政府とインド政府・科学者と技術者を「軽視し続けたきた」日本・理系軽視の政治と大学〜」の話でした。
低レベルすぎる日本の電子申請アプリ・ソフト:古いバージョン削除の要請

日本政府が協力推進している、様々な手続きにおける電子申請。
電子申請による業務の簡素化は、「世界の潮流」というよりも「時代の流れ」です。
そのため、

法人の手続きは、
出来るだけ電子申請で!
個人に対しても推進している電子申請は、法人に対しては「超強力プッシュ」している日本政府。
この姿勢自体は、大変評価できますが、問題は電子化申請のためのアプリ・ソフトです。
とにかく、分かりづらいのが、これらの電子化申請アプリ・ソフトで、画面を見てパッと分かることは少ないです。
先日、”e-Gov”というアプリを使用して、ある手続きをしようとしました。
ネットで進めていると、



ここからは、アプリケーションを
ダウンロードして進めてください。
あるところからは「アプリで」というので、進めようとすると、



古いバージョンなので、
新たバージョンをダウンロードしてください。
「新たなバージョンのダウンロード」を要請してきました。
これは「よくあること」ですが、新たなバージョンをダウンロードしようとすると、



古いバージョンが
インストールされています。



古いバージョンをアンインストールしてから、
新たなバージョンをインストールして下さい。
なんと「古いバージョンのアンインストール」を要求してきて、驚きました。
普通のソフトならば、「古いバージョンは自動上書き」が当然です。
仕方ないので、古いバージョンをアンインストールして、新バージョンインストールしました。
どうしても、釈然としない気持ちでした。
暗い日本の科学技術の未来


さらに、新たなバージョンを無事インストールして、申請書類を入力して提出しようとすると、



赤い部分を
再確認してください。
こちらに「なんらかの問題があるから、修正してください。」という内容のメッセージが出ました。
一部の誤記があったので全て修正してOKなので進もうとして、最後のチェックマークを押しました。
ところが、なぜか、このチェックマークがどうしても押せません。
チェックマークを押せないので、そのまま「確認・申請」しようとしても、どうしても申請できません。
仕方ないので、サポートに電話しましたが、



ただいま
電話が大変混みあっております・・・
役所などのサポートでは「いつものこと」ですが、電話が繋がりません。
どうしても、対応策が分からないので、断念して「紙での申請」とせざるを得ませんでした。
「なんらかの入力が間違っている」ならば、その部分を明確に指摘して欲しいです。
さらに、「入力部分」だけでなく、「自動計算部分」も入力できるので、



ここは、自動計算して欲しいけど、
入力するのかな・・・
仕方ないので、計算して入力しましたが、それも問題だったかもしれません。
とにかく、「自動計算部分は入力できない」ようにするのが当然です。
分かりにくいだけでなく、システム上の問題も多いと思われる、日本政府の電子申請システム。
バブル期には、世界最先端と言われた日本の科学技術力。
こんな簡単な「電子申請システム」すら、まともに構築できない現実に、日本人としては情けなくなります。
多額の経費を掛けて構築していると思われる、これらの電子申請システム。
政府や自治体は請負業者に対して、「民間の声」を届けて、抜本的な改善をして欲しい。