能登半島大地震の衝撃〜甚大な津波の被害・日本の課題・震災の指揮官と日本航空飛行機事故・「竹島へ津波警報発令」にクレームをつけた韓国・支援が際立って早い台湾〜|自然災害・国家戦略

前回は「世界で急増する戦火の嵐〜イスラエル・ガザ戦争の巨大な衝撃・諜報の新たな時代・モサドイスラエル諜報特務庁の失態・内閣情報調査室と警察・日本が目指すべき諜報組織〜」の話でした。

目次

能登半島大地震の衝撃:甚大な津波の被害

新地球紀行
能登地震(Wikipedia)

2024年(令和6年)の元旦を襲った能登半島の大地震。

地震に加えて津波の被害も大きく、日に日に大変な被害が広がっています。

1月5日現在、BBCによると最も被害が大きい石川県で「92名死亡、242人安否不明」という状況です。

地震発生時には、これほど大きな人的被害は想像もしなかったレベルであります。

亡くなった皆様及びご親族の方々には、謹んでご冥福をお祈りいたします。

現地入りしているBBC記者の話では、

私たちが今まで見たどこよりも
はるかにひどい被害状況です・・・

と伝えています。

まるで戦場のような大変な被害を被ってしまった能登半島。

日本海を臨む風光明媚は美しき都市・街が灰燼となってしまい、被害状況を見るだけでも胸が痛む状況です。

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東日本大震災(Wikipedia)

東日本大震災の時の大津波は、太平洋の遠くで発生した津波が増幅されて東北地方の海岸に到達しました。

このことを考えると、日本海では「大きな被害をもたらす津波は起こりにくい」とも考えられていたのが現実でした。

ところが、その甘い考えを一気に吹き飛ばしてしまい、大きな大きな被害を能登半島にもたらしたのも津波でした。

日本の課題:震災の指揮官と日本航空飛行機事故

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日本航空516便衝突炎上事故(Wikipedia)

この能登大地震の翌日1月2日にも大事故が発生しました。

能登大地震の救援物資を積んだ海上保安庁の飛行機と、日本航空の飛行機が衝突事故を起こしたのでした。

1月2日17時47分頃、現時点では「誤って滑走路に侵入した」海保の飛行機に日航機の飛行機が衝突しました。

この「誤って滑走路に侵入した」海保は現時点の報道であり、今後さらなる検証が必要です。

状況としては、このことが「真相」であると考えます。

亡くなった海上保安庁の皆様、ご親族の皆様にはご冥福をお祈りいたします。

この事故の原因は、「海保のミス」であるかもしれませんが、それ以上に日本という国家の危機管理体制が問われています。

そもそも、年末年始の最も交通が混雑する時、日本中さらに世界からの飛行機が羽田に向かっている日に事故は起きました。

今日は一年で
最も離着陸が多い日の一つだ・・・

この「極めて混雑して、滑走路がパンク状態」である時に、なぜわざわざ海保の飛行機が救援物資を運ぶ必要があったのか。

「救援物資」は、被災者の皆様のためには生命線ともなる非常に大事な物資です。

その時点で亡くなっている方、亡くなろうとする方も大勢いる中、救援物資の発送は東京発でなくても良いはずです。

能登半島付近には、名古屋・京都などの大都市も多数あり、そこから救援物資を運ぶ方が近くて合理的なはずです。

また、本来はこういう危険な業務は自衛隊が中心となって行うべきで、被災地への支援は海保ではないと考えます。

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岸田文雄 総理大臣(Wikipedia)

自衛隊の総数を
2,000名から4,600名に増やします・・・

岸田総理は、地震発生から3日後の1月4日にこう表明しましたが、遅すぎます。

正月という時期ですが、自衛隊の方々には元旦から緊急招集をかけて、1月2日から大勢を派遣して欲しかった。

この能登地震の災害の「最高指揮官が誰なのか」は今ひとつ判然としませんが、総理大臣のように思います。

この時、岸田総理が最前線に立って、とにかく自衛隊を急派して、海保には「海上の保安」に専念して欲しかったです。

そもそも、「最高指揮官が自分である」という意識があるのかすら定かではない岸田総理大臣。

日本の危機管理問題の極めて大きな問題です。

「竹島へ津波警報発令」にクレームをつけた韓国:支援が際立って早い台湾

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能登地震:2024年1月1日津波警報(Wikipedia)

この1月1日の地震発生後、

津波が発生するので、
すぐに逃げてください!

と大声を上げていたテレビのキャスターの方がいましたが、実に賢明な判断でした。

そして、実際に津波が発生してしまい、甚大な被害をもたらしました。

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左上から時計回りに、Putin露大統領、Kim Jong-un朝鮮労働党中央委員会総書記、Yoon Suk Yeol韓国大統領、Xi Jinping(習近平)中国家主席(Wikipedia)

この「地震と津波の甚大な被害」にショックを受けている日本及び日本人に「追い討ちをかけた」国がありました。

韓国の領土である
竹島に津波注意報を出したことに関して・・・

外交ルートを通じて、
正式に日本政府に抗議した!

つまり、韓国政府は、

俺たちの島・竹島に
勝手に注意報出すなよ!

ということを主張したいのです。

この「子どもじみた幼い発想」を超えた、実に劣悪で卑怯極まりない発想。

まずは韓国であろうが日本であろうが、自然の大被害である津波の発生が想定される以上、注意報を出すのは正しいです。

むしろ、韓国政府には、

竹島に注意報出してくれて、
有難う!

ちなみに竹島は
俺たちの領土だけどな・・・

くらいの主張にして欲しかった。

「注意報を出した」ことを「正式に日本政府に抗議する」低レベルさが信じられません。

ところが、この「信じられない」ことが「正しい」と考えている韓国政府。

本来ならば、日本政府・岸田総理は、

政府として、領土の主張をする
気持ちはわかる面がないでもない・・・

だが、こちらでは大勢の方が亡くなり、
甚大な被害を受けて悲しんでいるのだ!

お前たちは、こういう時に
そんなことしか言えないのか!

くらいなことを正々堂々と言って欲しい。

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Tsai Ing-wen(蔡英文) 台湾総統(Wikipedia)

日本の皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます・・・

台湾は日本の支援に
6,000万円を出します!

いつも日本を応援してくれている台湾の皆様には、本当に有り難く思います。

韓国政府も、いつまでも幼稚園児みたいなことを言ってないで、ほんの少しでも「大人の対応」を学んで頂きたい。

とにかく、能登地震(大震災)の一時も早い復旧を願いますが、まずは現在被災されている方々の安全を祈願します。

何度も訪れる大地震・大震災は、今後も日本を襲うことは確実です。

この中、大地震・大震災に対する適切な危機管理体制の構築は、早急に行うべきです。

また、日本の国家のために、自衛隊の皆さんを大事に活かすように総理大臣など政府幹部には考えて頂きたい。

新地球紀行

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