前回は「続投すべき石破総理〜極めて重要な「総理専権」・「総裁選前倒し」求める「国内志向」の自民党議員たち〜」の話でした。
あっさり辞任する日本の総理大臣:確立してしまった「弱い大将」像

筆者が「続投すべき石破総理」という記事を出した2025年9月7日夕方、

石破総理は
辞任する意向を固めた!
「石破総理辞任の意向」が日本中を駆け巡りました。
そして、同日18時から会見した石破総理。



この度、私は、
自由民主党総裁の職を辞することといたしました。
「総理大臣辞任」ですが、まずは「自民党総裁の辞任」となります。
そして、「新たな自民党総裁誕生」までは、「総理を継続する」石破総理。



かねてより私は、地位に恋々とするものではないと、やるべきことを成した後に・・・



然るべきタイミングで決断すると、
このように申し上げてまいりました。
石破総理の「然るべきタイミング」は、この9月7日だったのでした。



昨年来の米の価格高騰を踏まえ、
令和7年度から米の増産を進めることといたしました。
色々と自画自賛した石破総理。
この気持ちは分かります。
なんといっても、自分は一生懸命やってきたのに、他の自民党議員から低い評価だった石破総理。



拉致問題の本質は国家主権の侵害であり、
(中略)その結果を出すことができませんでした。
拉致問題に関しては「成果ゼロ」であり、



痛恨の極みで
あります。
「痛恨の極み」であるのは分かりますが、本当に何も進みませんでした。
とにかく、あっさり辞任する日本の総理大臣は「弱い大将」です。
確立してしまったのが、日本の総理大臣の「弱い大将」像です。
引導を「渡される」大将:本来は引導を「渡す」のが役割


辞任表明をする前日、石破総理は菅元総理など一部の議員と相談した様です。



自民党を
分裂させてはならない!



・・・・・



私が総理を続けると、
自民党が分裂してしまうのか・・・
こうして、大物であろうが小物であろうが「他人に引導を渡される」形となった石破総理。
本来、大将である総理大臣は、



Aに外務大臣を
任せるから、アジア諸国との関係をよくしろ!
例えば、Aを外務大臣に任命する「権限を持っている」のであり、Aが役立たずであれば、



もう良いわ!
Aは適任ではないから、更迭!
このように、大臣に引導を「渡す」ことが大きな役割です。
適材適所に人材を配置することこそが、国家元首のやるべきことです。
この引導を「渡す」べき存在が「渡される」ことになった石破総理。
なんとも情けない気持ちになる日本人は、筆者だけではないでしょう。
そして、決して明るくない未来を待ち構えている国の一つが日本です。
よほど「強烈は巨大変革」が起こらない限り。