前回は「米政府公式文書ではなく「個人的見解」だったハル・ノート〜第一航空艦隊出撃と同日交付のハル・ノート・日米交渉妥結の可能性〜」の話でした。
「本当によくやった」大日本帝国の将兵と国民:絶望的な対米戦

1941年12月から1945年8月15日まで続いた日米戦争。
今年、2025年は日本(大日本帝国)が連合国に敗戦して、ちょうど80年です。
米英ソを中核とした連合国に敗北した大日本帝国は、事実上「米国に敗北した」形になりました。
当時、大日本帝国の国力と比較して、米国の国力は10倍以上でした。

そして、戦争において最重要物資である原油に至っては、米国とは比較にならない状況でした。
自国で原油が唸るほど算出された米国。
それに対して、自国では原油は「事実上産出ゼロ」だった大日本帝国。
これらの要素を考えると、大日本帝国と米国の戦争は、「戦う前に結果が即座に判明する」事態でした。
まさに「絶望的だった」のが、対米戦争でした。
それにも関わらず、四年近くも戦い続けた大日本帝国。
この事実は、当時の大日本帝国の将兵や国民が「本当によくやった」という感想しか持ち得ません。
「まずはJapan、そしてHitler」の米方針:「公約は絶対」の米社会

RooseveltEuropeでは
Hitlerが暴れ回り続けておる・・・



Franceが敗北し、
UKも虫の息だ・・・



Churchillからは
矢のように催促の手紙が来ている・・・


古来から歴史の中心はずっと欧州であり、19世紀末に勃興した米国から見ても、欧州は先輩です。
そして、その「世界の中心」の欧州で第一次世界大戦が勃発したのが1914年。
連合国:主にロシア帝国+フランス+大英帝国の三国協商
同盟国:主にドイツ帝国+オーストリア=ハンガリー帝国
1918年に第一次世界大戦が終了し、「世界に戦争を起こさない」目的で国際連盟が設立されました。
この第一次世界大戦で、完膚なきまで叩き潰されたドイツ。



Germanyに
二度と力を持たせるな!



Germanyに
二度と強力な軍備は持たせん!
英仏を中心とした連合国は、ドイツ帝国から領土を奪い、過酷な賠償金を要求しました。
その結果、ハイパーインフレが起こり、ドイツ帝国は破綻寸前まで追い込まれました。



このHitlerが
Germanyを復活させる!
ドイツ国民にとって、「救国の英雄」として登場したのがヒトラーでした。



Hitlerの
軍隊が強すぎる・・・



早くUnited Statesには
参戦して欲しい!



参戦してくれないと、
我らが潰されてしまい・・・



Europe全土が
「Hitlerのもの」になってしまいます!
チャーチルは、凄まじいほどの手紙をルーズベルトに送り続け、救いを求めました。
チャーチルの「手紙攻撃」に関して、上記リンクでご紹介しています。
1941年6月頃には、参戦の意思を固めていたと思われるルーズベルト大統領。



とにかく、我がUSが
参戦して、Hitlerを止めねばな・・・
ところが、「米国は欧州大戦(当時の名称)に参戦しない」を公約としたルーズベルト大統領。
日本の政治家であれば、



状況が変わったので、
公約は「なし」です!



状況に応じて、対応するのが
政治です!
「堂々と公約破り」をしますが、欧米では政治家の公約は「原則として絶対的に守る」スタンスです。



公約を守るためには、
こちらから参戦は出来ん・・・



我がUSが攻撃されれば、
反撃には出れるがな・・・



Japanに
我がUSを攻撃させますか・・・



さすれば、JapanとGermanyまとめて
戦うことが可能です。



その手段しか
残されていないな・・・



Japanの軍事力も
かなりのものらしいが・・・



Hitlerの異常な軍隊ほどの
強さはないだろう・・・



我らの戦争の中心は
欧州であり、中核戦力は欧州に向けます。



とにかく、Hitlerを
叩き潰すことが最優先だ!



Japanは、我が太平洋艦隊と
MacArthurの軍で十分でしょう。



うむ・・・
Japanを先に倒して・・・



Hitlerを
孤立化して、周囲から潰すのだ!
おそらく、1941年6月頃の米政府の見解は「まずはJapan、そしてHitler」だったでしょう。
まさか、「Japanが最後」になるとは、当時世界中の誰も考えていなかった歴史でした。


