前回は「世界に「兵站戦争」仕掛けるトランプ大統領〜「兵站=補給と輸送と管理」を最重視する米軍の覇権〜」の話でした。
トランプ大統領のLogisitcs War:米国の25%関税とディール

満を持して、第47代米大統領に「復帰した」トランプ大統領が、世界を猛烈に揺さぶり続けています。

全て
シンプルにする!



我がUSに輸入する鉄とアルミニウムは
全て25%の関税をかける!



これは、例外なしで、
全て2025年3月12日から発動する!
例外なしで「全ての米国への鉄とアルミニウムへ25%の関税」を発表したトランプ大統領。
発表から1ヶ月は猶予があるため、



まあ、我がUSとの
ビジネスのディール次第だがな・・・
1ヶ月の間に、「トランプ大統領が認める」ディールを締結すれば、「除外の可能性」があります。


米国の鉄輸入国の上位には、カナダ・ブラジル・メキシコ・韓国・ベトナム・日本が入ります。


米国のアルミ輸入国の上位は、カナダ・UAE・中国・韓国、バーレーン、アルゼンチン、インドです。
いずれも「カナダが圧倒的トップ」であり、特にアルミに関しては「カナダがほぼ全てのシェア」です。
少なくとも、これら全ての国々に影響があることは間違いなく、「狙い撃ちされた」カナダは、



これは全く正当性のない
「関税バリア」だ!



我がCanadaは、
速やかな対抗措置を取らざるを得ない!
カナダは、「米国とのディール」によって屈するのではなく、対抗する姿勢を鮮明にしています。
トランプ大統領が仕掛け続ける”Trade War”ならぬ”Logistics War”の影響は甚大です。
この”Logistics War”によって、トランプ大統領は、世界の流通と経済を変えようとしています。
顕在化する米英の協調姿勢:AI国際宣言への署名拒否


とは言っても、カナダが「米国に対抗できる」手段は限られているのが現実です。



Canadaは、
USの最も親しく、近い関係だったはず・・・



本気で、Canadaが我がUSに
対抗するのか・・・
カナダが、限られた「対抗措置」を打てば、トランプ大統領がヒートアップするのは目に見えています。



「対抗措置を取る」強い姿勢を
見せなければ、どんどん要求を高めてくる・・・
難しい立場のカナダですが、「安易にトランプ大統領の要求を呑む」わけにもいきません、。
一度、「トランプ大統領の要求を呑む」姿勢を見せれば、



次は、
このディールだ!
「鉄とアルミニウムの次」があるのは明白であり、「譲歩は譲歩を呼ぶ」姿勢につながります。
ここで、米国と長年「兄弟のような仲」である英国は、



我がUKは、
USに対抗措置はしません!
「Logistics Warによる関税アップ」に関して、「米国に対抗しない」姿勢を出しました。



我がUKは、USに
鉄もアルミニウムも対して輸出していない・・・
そもそも、今回の「鉄とアルミニウムの関税」は、英国には大した影響がないです。
「対して影響がない」にしても、早々に「米国と仲良く」の姿勢を鮮明にした英国。



我がUSは、
AI国際宣言への署名拒否!



我がUKも、
AI国際宣言への署名拒否!
パリで開かれているAIサミットにおいて、米英は署名を拒否しました。
様々な領域やレベルで「足並み揃える」姿勢の米英は、今後もタッグを強化してゆくでしょう。