前回は「MAGAの先に「米国中心の未来」を見ているトランプ大統領〜Reagan大統領の標語を力強くシンプルに・”MAGA”商標登録〜」の話でした。
世界に「兵站戦争」仕掛けるトランプ大統領

第47代米大統領に「返り咲いた」Trump大統領が、早速、大統領令を連発しています。

CanadaとMexicoからの
輸入品に25%の追加関税を課す!
米国にとっての、一位と二位の貿易相手国であるカナダとメキシコ。
その二カ国に対し、「25%の追加関税」を新たにの課す大統領令に署名したトランプ大統領。
「5%の追加関税」でも大ごとであるのに、「25%の追加関税」となると「大ごと」では済まないレベルです。



我がCanadaも
USに対して、同様の措置を取らざるを得ない!
もちろん、カナダもメキシコも黙っているはずはなく、「同等の報復」を明言しています。
大変な事態を引き起こすトランプ大統領の「25%の追加関税」に対しては、



これは、
貿易戦争になる!
「貿易戦争」への発展間違いなし、という論調が多いのが当然です。
ここで、



CanadaとMexicoへの
追加関税発動を1ヶ月ストップ!
カナダ、メキシコへの追加関税発動を「1ヶ月ストップ」することを、発表したトランプ大統領。
明らかに、「何らかの駆け引き」を目論んでいます。
大統領令では、当然中国も標的になっており、



Chinaへは
追加関税10%だ!
「中国への追加関税は10%」となっています。
この「異常に高い追加関税」は、筆者は「貿易戦争」を超えた「兵站戦争」と考えます。
「兵站=補給と輸送と管理」を最重視する米軍の覇権


「追加関税25%」を課されれば、米国への輸出に「大ダメージ」ではなく「根幹的ダメージ」となります。



CanadaもMexicoも
我がUnited Statesに麻薬を輸出しおって!



こんな国からの輸入品など
いらんから、追加関税25%!
地続きの明確な隣国であり、中でもカナダは英国との関係もあって、米国にとって「友邦」であるはずです。



我がUnited Statesに
物を売りたい国は、他にいくらでもある!
本当にカナダとメキシコが「追加関税25%」を課されたら、米国の貿易の実態は大きく変化します。
世界の物流の流れである「貿易の姿」を根幹的に変えようとしているのが、トランプ大統領の狙いです。





世界の兵站=Logisticsを
米国中心に編成し直す!
第二次世界大戦以降、米軍の覇権は完全に確立しました。
そして、「兵站を軽視」した大日本帝国軍と比較すると、



兵站=Logisticsは、
戦争で最重要だ!



そもそも、兵站=Logisticsなしで、
戦争など出来るはずがない!
「兵站を重視」というよりも「兵站を最重視し、戦争の前提」と考え続けているのが米軍です。
「世界の貿易」の枠組みを遥かに超えて「世界の兵站=補給と輸送と管理」再編成を試みる米国。



America
First!



Make America
Great Again!
「米国第一主義」のトランプ大統領は、世界の根幹を再編成して、



America
Super First!
「米国超第一」を目指しているように感じられます。
次々に「強烈な一手」を打ち続けるトランプ大統領を軸に、2025年は動きそうです。
次回は上記リンクです。